◆私立大学の入試
最近の私立大学入試では、少子化と不景気のため志願者数が減っていることも原因となり、一つの大学・学部・学科で複数の入試方式で学生を集めています。大学によって以下のように実にさまざまな方式で入試が実施されています。
<<センター試験利用入試>>
センター試験の得点結果で合否を決定する制度です。センター試験とは別に個別試験を課す大学もありますが、ほとんどはセンター試験の点数だけで合否の判定がされます。年々センター試験利用の私立大学は増加していて、2003年度入試では351大学892学部が実施しています。受験生にとっては試験対策が一本化でき、受験費用が安く済むといった利点もあります。
<<A・B・Sなどの方式>>
中心となる試験方式とは別に、科目を少なくしたり小論文を課す入試が実施される場合があります。例えば3教科型をA方式、その他をB、C、S方式などと呼びます。ただし、同じ方式名でも大学間では統一が無いので注意してください。また、2教科受験などの方式は募集枠が少ない割には志願者が多く高倍率になることも多いので注意してください。
<<試験日自由選択方式>>
同じ学部・学科で数日に分けて入試を行い、その中から自分の都合のいい入試日を選択できる制度です。入試日の全てを受験できる大学も多いので、どうしてもその大学・学部・学科に進みたいときに大いに利用できます。また他の併願校と重ならず無理のなり日程を組んだりできます。
<<アラカルト入試・ユニーク入試>>
各大学によって様々な方法があります。複数の科目から受験科目を選択させたり、得意科目の配点を他の科目より高くしたり様々な方法があります。得意科目を生かせるが、学科試験にくわえて小論文や面接、総合問題などを併設する大学も多くなっています。
<<後期日程入試、2期日程入試、3月入試>>
試験日が遅く2次募集的意味合いが強かったのですが、最近では募集人員枠を広げる大学も増えてきています。受験生にとってはこれがラストチャンスとなりますので、人気が集中して高倍率になることもあります。
<<AO入試>>
「AO(アドミッション・オフィス)」とは、もともとアメリカの大学で入学する学生の選抜を行う専門の入試担当部門の名称のこと。日本のAO入試は、学力だけでなく、受験生の大学・学部への適性や特技、資格、学習意欲などを総合的に評価するシステムになっています。
今後も大学受験人口の減少が続くため、よい人材を確保するためにもAO入試を採用する大学は増えていくと思われます。
<<推薦入試>>
推薦入試は、原則として、出身学校校長の推薦が必要です。推薦入試には「指定校制」と「公募制」の2種類があります。
「指定校制」
「指定校制」は大学が指定した学校の生徒でなければ出願することはできません。原則として専願となります。「公募制」に比べ、成績基準などの出願条件は厳しくなりますが、学科による判定は行われず、面接や書類審査のみで合否が決まる場合がほとんどです。大学が学校を指定するため、合格率も高くなります。
「公募制」
「公募制」は大学の出願条件を満たし、出身校の推薦が受けられれば誰でも出願でき、ほとんどが併願に制限がありません。
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