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更新日時:2020/01/21 18:00

2020年度センター試験:地学 分析

図やグラフなどが多く出題され、難問が多くやや難化。

今回はグラフだけでも7つ、図は10個以上も出題され、中には見たことのないグラフや図も出題されたため、考えたり計算したり、解くのに時間がかかる問題も多かった。天文の問題では、グラフそのものは与えず、その内容を文章から考えさせるものもあった。全体としてグラフや図を読んだり考えたりするセンスが必要。
(2014年以前の平均点、設問数の数値は地学Iの値となります。)
年度 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013
平均点 39.51 46.34 48.58 53.77 38.6 40.9 50.2 68.7
前年比(点) -6.83 -2.24 -5.19 15.13 -2.3 -9.3 -18.5 -0.8
 
設問数
(マーク数)
第1問 8(8) 5(5) 8(8) 7(7) 8(8) 6(6) 6(6) 6(6)
第2問 5(5) 8(8) 5(5) 6(6) 5(5) 3(3) 6(6) 6(6)
第3問 8(8) 5(5) 8(8) 5(5) 8(8) 6(6) 6(6) 6(6)
第4問 5(5) 8(8) 5(5) 8(8) 5(5) 6(6) 6(6) 6(6)
第5問 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 6(6) 6(6) 6(6)
第6問 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 3(3) - -
第7問 - - - - - 3(3) - -
合計 34(34) 34(34) 34(34) 34(34) 34(34) 33(33) 30(30) 30(30)

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

第1問 配点 出題内容・テーマ
A 10 地磁気と重力
B 17 プレート運動と火山
27  
地球に関する問題。Aは地磁気や重力についてだが、問2はひねりのきいた計算問題、問3は火山の火道で重力をはかるという見たことのない設定であるため、難しい。Bはプレート運動と火山についてだが、問5が計算問題、問6は見たことのない設定でかつ、地震波の屈折と押し引き分布の組み合わせ、問8bは教科書にもくわしく載っていない細かい知識を問うという、難問だらけであった。

A問2は、伏角の30度を考えて解かないといけない。問3は、マグマの存在によって引力が働くことを考える必要がある。問6は、屈折する向きと、それと独立した押し引き分布の両方がわからないとできない。特に押し引き分布は、逆断層の動きに対して沈み込むプレートの動く向きの矢印が逆方向なので、勘違いしやすい。この設定自体が初めて見るだろう。問8のbは教科書でもわずかしか記述がなく、理解できていない可能性が高い。

第2問 配点 出題内容・テーマ
A 7 変成作用と変成岩
B 10 地質調査
17  
岩石と地質に関する問題。Aは変成岩についての問題だが、問2は考察とグラフの読み取りの組み合わせなので難しい。Bの地質図は一部しか描かれておらず、余白部分を補ってから考える必要があるために難しい。問5bの凝灰岩が火成岩か堆積岩かは微妙なところだろう。場合によっては火成岩として扱われることもあるからだ。

Bの地質図はデータが一部しか描かれていないので、自分で補って作図しないといけない。ただ、等高線が比較的単純なのでかんたんに作図できると思われる。

第3問 配点 出題内容・テーマ
A 10 大気
B 7 天気予報
C 10 海洋の波動や循環
27  
気象・海洋に関する問題。Aは大気についての問題だが、問1のグラフ選択は、空気塊が2つであるために混乱しそうで難しい。問2は南半球であることに気づかないと間違えるだろう。Bは気象衛星画像や高層天気図についての問題だが、問4は細かい知識なので難しい。問5も図そのものではなく、変化の考察を必要とするので難しい。Cは海洋についての問題だが、問6は津波の速度をいろいろなものと比較しており、出題形式として珍しい。問8は深層循環を反映した温度・密度構造についてであるが、沈み込む理由をよく考えないと間違える。

B問4は、赤外画像がどのようなものなのかを知らないと判断できない。温度に依存していることがわかれば考えられるだろう。C問6はいろいろなものの速度について知っていることが重要である。ある意味理科的なセンスが必要。問8はazの組み合わせかcxの組み合わせかで悩むところだが、沈んでいるところでは底の方まで同じようになっていることがわかるかどうかがポイント。

第4問 配点 出題内容・テーマ
17 恒星と星団
宇宙に関する問題。昨年も出題されていた会話形式のリード文が特徴的である。とはいえ、問1・問2・問3は基本的な知識で解けるようなやさしい問題であった。問4はHR図をもとに考える問題でやや応用力が必要。問5はシュテファン・ボルツマンの法則の内容を知っていて、かつ計算できることが必要だったのでやや難しい。

問4は、HR図上において恒星の半径や質量との関係が理解されているかどうかがポイント。それがわからないとできない。問5の計算はシュテファン・ボルツマンの法則で、エネルギーが温度の4乗に比例することを覚えていないとできない。さらに計算もあってないといけないので難しい。

第5問 配点 出題内容・テーマ
A 6 テチス海
B 6 火成岩
12  
地球とその歴史、岩石に関する選択問題。Aはプレートテクトニクスや地球の歴史についての問題だが、基本的な知識で解けるやさしい問題。Bは火成岩の組成についての問題だが、覚えていればできる基本的な問題でやさしい。

A問2は、地質学上のできごとの年代を正確に覚えていないと判断が難しい。

第6問 配点 出題内容・テーマ
A 6 地球の運動や太陽系
B 6 銀河系と宇宙
12  
宇宙に関する選択問題。Aは地球の運動や太陽系についての問題だが、問1は地軸の傾きがなかったらどうなるのかという思考力を要する問題で、問2は惑星に関する見たことのないグラフで、いずれもあまり考えたことのない問題である。Bは銀河系や宇宙についての問題だが、問3は分布図やグラフを文章で考えさせる新しい形の問題であるためにやや難しい。問4は(1)の選択肢について、宇宙の晴れ上がりの細かい知識がないために正解として選びづらく、消去法でしかできないかもしれない。

A問2は、見たことのないグラフについて、縦軸と横軸の量を推定させるというユニークな出題であった。すぐにわかるわけではないが、選択肢から逆に考えていけばできる。


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編集・著作:ジェイシー教育研究所
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