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更新日時:2020/01/21 18:00

2020年度センター試験:地学基礎 分析

自然災害が出て4大問になり,実験や観察の問題が目立った。

例年3大問であったが,今年は第4問に自然災害が出た。災害はこれまでも扱われていたが,気象災害や地震などで1~2小問程度であった。実験・観察に関しては,地質調査,岩石顕微鏡,台風による風向,天体写真が出題された。全体的に図を読み取る問題が多く,地球や宇宙の歴史といった時間スケールを扱う問題も見られた。
 
年度 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013
平均点 27.03 29.62 34.13 32.50 33.9 27.0 - -
前年比(点) -2.59 -4.51 1.63 -1.4 6.9 - - -
 
設問数
(マーク数)
第1問 6 9 8 5 8 7 - -
第2問 3 3 4 5 4 5 - -
第3問 3 3 3 2 3 3 - -
第4問 3 - - 3 - - - -
合計 15 15 15 15 15 15 - -

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

第1問 配点 出題内容・テーマ
A 6 地球の活動
B 7 地層と地球の歴史
C 7 火成岩および変成岩
20  
地球に関する問題。Aは地震やプレートについての問題で、問1は基本的な知識で解ける。問2の選択肢の文章はすべて正しいが、あてはまらないものを答えるという形式がわかりにくかったかもしれない。Bは地層の観察や地球の歴史についての問題。問4は年代をきちんと整理して覚えている必要がある。Cは岩石についての問題。問5は一見、実験観察の問題だが、安山岩の構成鉱物を知っていればできてしまう。問6は消去法でしかできないかもしれない。

A問2は、どの選択肢の記述もそれなりに正しいので、解答がばらけたと考えられる。ホットスポットが形成されることそのものはプレートテクトニクスとは関係ないので、これが正解である。B問4は、クックソニア→リンボク→被子植物という順番がわかっていても、正確な絶対年代がわからないと答が(3)か(6)区別がつかない。

第2問 配点 出題内容・テーマ
A 6 熱帯低気圧と温帯低気圧
B 4 海水の密度
10  
気象・海洋に関する問題。Aは低気圧についてである。問1は風の観測データから地点を推定する問題で、図から考えて正解にたどりつくものだが、少々難しい。問2の前線の断面図は、通常は南側から見た図であるが、北側から見た図を選択させるので左右が逆になっているという問題。多くの者が気づかずに不正解になったであろう。Bは海水の密度についてであるが、基本的な知識問題である。

A問1は、気圧がもっとも低いものを見つけられるかということと、風向の変化が時計回りなのか反時計回りなのかの区別がつくかということがポイント。それに気づかないと考えることができない。問2は明らかなひっかけ問題なので、注意深く図を見てないとひっかかっただろう。

第3問 配点 出題内容・テーマ
10 宇宙
宇宙に関する問題。問1は時間スケールについてで、宇宙の年齢と太陽系の年齢、太陽の進化について把握していればできる。最初の恒星の誕生は覚えていないかもしれないが、それでもあとの2つがわかれば正解できる。問2は見たことのない画像も含まれているとは思うが、aは散開星団のすばる、cは惑星状星雲のリング星雲である。すばるの星星がガスに包まれていて星に見えにくいのが難点。bの丸い塊は球状星団ではなく楕円銀河である。右の細長く見えているのが銀河だと気づけばよい。問3は惑星の知識を問う基本的な問題。

問2は、写真を見慣れているかどうかがポイント。aは散開星団のすばる。bは一見球状星団にも見えるが、楕円銀河とその右のは渦巻銀河を横から見たような姿で、全体としては銀河群の一部と思われる。cはこと座のリング状(環状)星雲で惑星状星雲の一種。

第4問 配点 出題内容・テーマ
10 自然災害
自然災害についての問題。問1は地震や津波についてで、aは地盤が固いとゆれが減衰しにくいというのと勘違いして判断に迷うかもしれない。増幅するという記述がポイント。問2は点線の外でも火山灰がつもる(100cmにはならないが)に気づくことがポイント。選択肢の文を注意深く読む必要がある。問3は風向の推定と火山灰の到達時間の計算の組み合わせ。計算問題であるのと、単位換算が必要なので少々難しい。

問1は、aについて地盤がやわらかいと地震動が増幅することと、地盤がやわらかいほど遠方に伝わる時に減衰することを混同しそうなので難しい。問2は、地点エがどれからも離れているので火山灰が降らないと勘違いして(4)を選んでしまいそうであるが、あくまで「100cm以上」の降灰がないだけで、火山灰自体は降ると考えられる。問3の計算は、単位の換算で混乱しそうである。


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編集・著作:ジェイシー教育研究所
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