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更新日時:2020/01/21 18:00  (集計:2020/02/08)

2020年度センター試験:物理基礎 分析

問題数,難易度ほぼ昨年並み。典型的な問題が多く出題。

例年と同様,各分野から万遍なく出題。解答数は1つ減少。一度は解いたことがあるような典型的な問題が多く出題されているので解きやすかっただろう。しかし,定性的に考え結論を導き出す第1問の問2や,正確な知識が問われる第1問の問3,問5などはやや難しく感じたかもしれない。
 
年度 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013
平均点 33.29 30.58 31.32 29.69 34.4 31.5 - -
前年比(点) 2.71 -0.74 1.63 -4.68 2.9 - - -
 
設問数
(マーク数)
第1問 5(5) 5(5) 5(5) 5(5) 5(5) 5(5) - -
第2問 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) - -
第3問 4(4) 4(5) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) - -
合計 13(13) 13(14) 13(13) 13(13) 13(13) 13(13) - -

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
20 力のつり合い、運動エネルギー、送電の仕組み、うなり、熱 普通 13.25 66.3%
問1は昨年同様フックの法則に関する問題。問2は第1問の中で最も難しい。問われている内容は,移動方向の力がする仕事と運動エネルギーの変化量との関係であることに気が付くと答えを容易に導き出すことができる。問3の交流送電に関する問題はある程度知識を問う問題である。問4はうなりの公式の導出を理解しているものにとっては易しい。公式の導出の重要性を示唆する問題である。問5は熱に関する正確な知識を問う問題。潜熱,可逆変化など日頃目にすることが少ない用語についても問われている。

問1,問4は正答率は高かった。問2は運動エネルギーの大小を問う問題であるが,直接運動エネルギーを計算するのではなく,小物体がなされた仕事から運動エネルギーの大小を考える設問である。また,仕事の大小は,移動方向にはたらく重力の成分から判断することができる。思考力を問う問題である。問3は,送電電圧が高いと,電流は逆に小さくなることに注意が必要である。問5は丁寧に読まないとうっかりミスがでてしまう。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8 波の重ね合わせ 普通 5.50 68.8%
B 7 直流回路、消費電力 普通 4.75 67.9%
15   普通 10.25 68.3%
Aは,典型的な波の重ね合わせの原理に関する問題である。問1は伝わる速さに関する易しい問。問2は重ね合わせの原理を考慮して,原点における時間変化のグラフを選択する問であり,図1のある時刻における波形を表すグラフとの関係が問われている。B問3は回路が閉じているところには電圧が加わることを確認する基本問題。問4は電力に関する典型的な問題。解答群は大小を答えさせているが,定性的に考えるより電力を直接計算し,大小を判断する方がよい。安易に答えるとミスをする設問。

問2は,(2)と(5)を混同している答案があった。どんなグラフを見るときでも同じであるが,横軸が何を表しているのか,縦軸が何を表しているのか十分に意識をしないといけない。問2の解答群のグラフはある点での変位の時間変化を表すグラフであることも要注意である。問4はやや難。同じ電圧の下では抵抗が2つになると流れる電流が減少するので消費電力は小さくなる。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 7 自由落下、力学的エネルギー保存則 普通 4.25 60.7%
B 8 斜方投射 やや易 6.00 75.0%
15   普通 10.25 68.3%
A問1はゴムひもの存在を無視して自由落下の問題と分かれば易しい問である。問2は典型的な力学的エネルギー保存則を用いる問題である。弾性エネルギーは自然の長さからの伸びの2乗に比例し,ゴムひもの長さの2乗ではない事に注意。また,力学的エネルギーは,点Aと最下点で考えると計算は楽である。Bの問では,あらかじめ速度を分解した値が与えられており,それぞれの方向に対して等速度,等加速度運動の公式を用いるだけの基本問題である。問3と問4は独立した問であり,解答群の文字に注意が必要である。

問1の正答率は高かった。問2は重力の位置エネルギーと弾性力の位置エネルギーをうまく表せるかどうかがポイントである。重力も弾性力も保存力なので,2つの位置エネルギーが必要である。問3,問4は斜方投射であるが,水平方向は等速度運動。鉛直方向は等加速度運動と丁寧に書かれているので何とか正解したい問題である。


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編集・著作:ジェイシー教育研究所
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