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更新日時:2020/01/20 02:20
2020年度センター試験:数学I 分析
目新しい設問が複数見受けられ、昨年よりもやや難化。
設問数は例年通りの4問、問題構成も昨年と同様に数ⅠAとの共通問題が多く、配点も含め、大きな変更は見られない。問題量、計算量とも昨年並みだが、出題形式で目新しいものが出題され、取り組みにくかったと思われる。全体としての難易度はやや難化したといえよう。
年度 |
2020 |
2019 |
2018 |
2017 |
2016 |
2015 |
2014 |
2013 |
平均点 |
35.93 |
36.71 |
33.82 |
34.02 |
36.5 |
32.4 |
39.7 |
40.8 |
前年比(点) |
-0.78 |
2.89 |
-0.20 |
-2.46 |
4.1 |
-7.3 |
-1.1 |
0.6 |
|
設問数
(マーク数) |
第1問 |
11 |
12 |
10 |
11 |
11(20) |
10(17) |
11(30) |
9(26) |
第2問 |
10 |
10 |
10 |
8 |
9(16) |
8(17) |
14(29) |
9(28) |
第3問 |
10 |
11 |
10 |
10 |
8(25) |
9(29) |
9(25) |
11(25) |
第4問 |
7 |
9 |
5 |
7 |
7(10) |
5(9) |
6(14) |
8(10) |
合計 |
38 |
42 |
35 |
36 |
35(71) |
32(72) |
40(98) |
37(89) |
|
以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。
第1問 配点 |
出題内容・テーマ |
〔1〕 |
15 |
数と式・2次関数 |
〔2〕 |
10 |
集合と命題 |
計 |
25 |
|
〔1〕は直線の方程式を題材にした2次不等式、無理数の計算に関する設問。文字入りの分数計算だが、条件から分母の計算だけで解答できるので難しくはない。(3)の絶対値の計算も標準的なので、計算ミスに注意したい。〔2〕は倍数に関する集合の問題。反例を問う設問が目新しく、慣れていないと難しく感じるかもしれないが、集合の包含関係も複雑ではないので取り組みやすい。具体的な考察することでも正解が得られるので、時間をかけてでも得点しておきたい設問と言える。
第2問 配点 |
出題内容・テーマ |
〔1〕 |
8 |
2次関数 |
〔2〕 |
17 |
2次関数 |
計 |
25 |
|
〔1〕は2次関数のグラフに関する記述の選択、最大値と最小値の組み合わせを選ばせる目新しい出題となった。問われている内容は標準的なので、じっくり取り組めば得点できたと思われる。〔2〕はx軸上の2点とそれ以外の1点を通る2次関数の考察、グラフの平行移動に関する設問。複数の文字とグラフを含む考察となるため、複雑に感じた受験生もいたのではないか。計算量は多くはないので、計算ミスには注意したい。
第3問 配点 |
出題内容・テーマ |
計 |
30 |
図形と計量 |
(1)は長さが与えられた三角形で、余弦定理、面積公式を用いる問題で標準的な内容である。(2)は正方形の2辺に点を取り、相似な直角三角形を考えさせる問題と、直角三角形の外接円、内接円の半径を問う問題。公式ではなく、三角比の定義を活用して解いていくので、慣れていないと難しい。(3)は四面体の体積に関する考察。高さを2通りで求めさせる設問は頻出だが、難しく感じたと思われる。総じて、差のつきやすい設問であった。
第4問 配点 |
出題内容・テーマ |
計 |
20 |
データの分析 |
(1)は四分位数について、一般的に成り立つものを選択するという設問で目新しい。全ての選択肢を確認するが必要あるため、戸惑った受験生もいたと思われる。(2)~(4)は図表の読み取り関する設問。計算量は少ないが、多くの資料から情報を正確に読み取る力が求められいて、差のつきやすい設問となっている。(5)の変動係数に関する問題は、設定自体が煩雑に感じてしまう取り組みにくい設問だった。考察の途中で時間切れとなった受験生も多かったと思われる。
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