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更新日時:2020/01/21 17:30  (集計:2020/02/08)

2020年度センター試験:国語 分析

本文量は大幅減、新規設問形式あり、全体として昨年並みの難度。

【評論】昨年より本文量が約千字と大幅減少。設問形式に変化無し。【小説】昨年同様、古い時代の小説から。【古文】今年も擬古物語からの出題。和歌は出題されず。【漢文】漢詩の単独出題は極めてまれ。従来にない形式の設問も。
 
年度 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013
平均点 119.33 121.55 104.68 106.96 129.4 119.2 98.7 101.0
前年比(点) -2.22 16.87 -2.28 -22.43 10.2 20.5 -2.3 -16.9
 
設問数
(マーク数)
第1問 6(11) 6(11) 6(11) 6(11) 6(11) 6(11) 6(11) 6(11)
第2問 6(9) 6(9) 6(9) 6(9) 6(8) 6(9) 6(9) 6(9)
第3問 6(8) 6(8) 6(8) 6(8) 6(8) 6(8) 6(8) 6(8)
第4問 6(7) 7(8) 6(8) 6(8) 7(8) 7(9) 7(8) 8(9)
合計 24(35) 25(36) 24(36) 24(36) 25(36) 25(37) 25(36) 26(37)

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
50 評論:河野哲也『境界の現象学』 やや易 39.00 78.0%
一昨年よりも本文量が減少した昨年よりもさらに量が大幅減少。量的には余裕が出たと思われる。内容は随想的な表現の昨年とは変わって、硬質な評論に回帰。ただし具体例が多く、読解はむしろ易しいレベル。設問形式は、生徒同士の対話によるものも含め、昨年同様。また表現の構成・特徴を問う設問が今年も出された。選択肢の内容はいずれも平易である。

生徒同士の会話を踏まえて空欄の発言を選ぶ設問は、昨年同様の形式。全体として選びにくい選択肢もなく、平易で解きやすい。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
50 小説:原民喜『翳』 普通 32.12 64.2%
本文量は昨年よりも若干減少、という程度。心情の読み取りが中心となっている点は従来通りの傾向を踏襲したものだが、戦前~戦後すぐに活動した小説家の作品で、かつ戦争中の時代状況を踏まえた内容であるため、受験生の大方には感覚的になじみのない出題となった。設問形式は、上記の他、語句知識や表現の特徴を問うものなど、昨年から変化は無い

問4は本文のいくつかの表現から時代状況を踏まえた上で傍線部の解釈が求められる設問であった。また同じく問6も本文全体の丁寧な検討が必要な設問である。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
50 古文:『小夜衣』 普通 27.36 54.7%
本文量は昨年よりも約400字減少。出典は、これまで度々採られてきた、中世の擬古物語からであり、内容もまた新奇なものではないため、読解にさほど困難は無かったと思われる。設問形式は、語句知識を問うもの、敬意の相手を問うもの、心情を問うものなど従来の形式通りとなっている。また今年は和歌に関する出題が無く、その意味でも平易で解きやすい出題となった。

問2は敬意の対象を問う設問。敬語の種類の知識と、場面の登場人物をきちんと踏まえて選ばねばならない。また問4は傍線直前だけでなく、場面全体の文脈を押さえておく必要があり、ここらあたりが受験生の読解力が問われるところ。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
50 漢文:謝霊運『文選』 普通 29.99 60.0%
設問数は一問減。漢詩、それも散文無しの単独の出題は極めて珍しい(1992年度本試以来)。漢詩特有の対句・押韻という修辞を踏まえた設問が出された。また、詩中に詠まれた状況を表現したものとして適切なイラストを選ばせるという、これまで無かった形式の設問も登場している。ただし、漢詩の内容は分かりやすいものであり、その他の書き下しを問う設問などは従来通りの傾向。全体としては昨年並みの難度と思われる。

問3は漢詩の表現から、住居の様子を正しく再現したイラストを選ぶというもので今までに無かった形式。問4は句末に押韻する、対句を用いるという漢詩の規則を踏まえて選ばねばならないもので、漢詩の学習をおろそかにしていると解くのが難しい。


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編集・著作:ジェイシー教育研究所
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