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更新日時:2018/01/16 18:00  (集計:2018/01/15 08:00)

2018年度センター試験:世界史B 分析

中世史・アジア史の比率が比較的高く,文化史がやや増加。

問題形式・問題数は例年どおり,大問4題で設問数は36。昨年同様グラフを利用した設問が1題出題され,地図問題が4題から1題へと減少,4択正誤問題が増加した。中世・近世史が増加し,近現代史は減少した。中国史の比率は昨年並みだが,中国以外のアジア史の比率が比較的高く,文化史がやや増加した。
 
年度 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
平均点 70.18 65.44 67.3 65.6 68.4 62.4 60.9
前年比(点) 4.74 -1.81 1.7 -2.8 6.0 1.5 -0.5
 
設問数
(マーク数)
第1問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9)
第2問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9)
第3問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9)
第4問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 9(9)
合計 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 36(36)

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8   やや易 5.78 72.3%
B 9   やや易 7.42 82.4%
C 8   普通 5.57 69.6%
25   やや易 18.77 75.1%
テーマは世界史上の帝国や王朝。問4・問9で文化史が出題されている。『ギルガメシュ叙事詩』『集史』などは盲点かもしれない。問6は「キープ」「緑営」「ギュルハネ勅令」などの判断に迷った受験生が多かったと思われる。問8の中国史も「両税法」「覇者」「湖広熟すれば」など,それぞれの用語・語句の理解が不充分だと,てこずるかもしれない。単に用語や名称を覚えるだけでなく,その意味するところを正確に把握しておきたい。

正答率が特に低かったのは問9。aを正文として誤った受験生が多かったようである。班固の『漢書』,司馬遷の『史記』など,正史とされる史書は紀伝体で記されている。問3もやや正答率が低い。(1)を正解とした解答がやや多い。フィレンツェは,綿織物ではなく毛織物工業で栄える。問3も問9も,問題文を丁寧に読まずにミスした受験生も少なくなかったのではないかと推測される。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8   7.06 88.3%
B 9   7.75 86.1%
C 8   やや易 6.76 84.5%
25   21.57 86.3%
テーマは宗教や宗教集団。総じて平易な設問が多い。問2の地図問題は,日ごろ地図を活用していれば容易である。古代インドに限らず,歴代の国家・王朝に関しては,少なくともその版図・首都などは地図で確認しておきたい。問1・問4は各宗教の基本事項が問われている。シク教は、インドではヒンドゥー・イスラームに次いで信者の多い宗教。ユダヤ教とユダヤ人はヨーロッパ史を理解するうえで必修の課題。確実に得点したい。問6はシェークスピアの生没年がリード文に示されているので解答は可能なはず。

全体として正答率は高い。全問正解した受験生も少なくなかったと推測される。特に問1はほとんどの受験生が正答している。問4・問5も正答率が非常に高い。やや低いのが問2の地図問題。パータリプトラの位置を誤った解答が多少見られた。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8   やや易 6.40 80.0%
B 9   普通 5.59 62.1%
C 8   普通 5.38 67.3%
25   普通 17.37 69.5%
テーマは世界史上の都市とその建造物。問1「クトゥプ=ミナール」はとまどったかもしれないが,「仏国寺」について基本事項を把握していれば正解できる。問2・問3・問4は,ヨーロッパ史の基本事項。問6「武器貸与法」についての正誤の判断は迷うかもしれないが,残りの文の誤りが発見できれば解答できる。クテシフォン・テノチティトラン(問5)・モンバサ(問7)などの都市名も,地図で確認しておきたい。問9グラフ問題は,義和団事件・第一次世界大戦・五四運動について,年代の知識が求められている。

正答率が低かったのは問4・問6。問4東欧に関する知識は総じて不充分なようである。問6はやはり「武器貸与法」で戸惑ったうえ,他の文の誤りを見つけられなかった受験生が多かったと思われる。(1)ヴィシー政権を率いたのはペタン。(3)スターリングラードでドイツは大敗する。(4)バドリオ政権は,イタリアが無条件降伏したときの政権。問8もやや正答率が低い。(3)もしくは(4)を選択した解答が多少見られた。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8   やや易 6.57 82.1%
B 8   普通 5.43 67.9%
C 9   やや易 6.58 73.1%
25   やや易 18.58 74.3%
テーマは人の移動と戦争との関わり。総じて現代史を扱った設問が多い。ルワンダ内戦(問4)は把握しきれていない受験生が多かったと思われる。問8の中国現代史も,受験生が苦手とする分野。問5で問われている「モンゴル人民共和国」も以外と盲点かもしれない。第二次世界大戦後を含めて,現代史の基本事項・重要事項がどこまで把握できているかが問われている。実力の差が得点に表れやすい問題といえる。

予想通り問4の正答率が低い。ルワンダ内戦は,1994年から始まった部族対立で,犠牲者は100万人に達したといわれる。問5・問8もやや正答率が低い。問5は(2)を選択した解答がやや多かった。フェビアン協会は19世紀末に設立され,後の労働党の基盤となる。問8中国現代史は,やはり知識が不充分な受験生が少なくなかったようである。


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編集・著作:ジェイシー教育研究所
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