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更新日時:2018/01/16 18:00  (集計:2018/01/15 08:00)

2018年度センター試験:地学 分析

難しい問題が減って基本問題が多く,やや易化

例年通りの問題数で,地球・岩石地質・気象海洋・天文の各分野からまんべんなく出題されている。問題数は必修4問と選択1問を含めて5大問,マーク数は昨年と同じで30である。問題は教科書通りの基本問題が多く,計算問題も5つあったが,1つを除けばよくある基本的なものであった。
(2014年以前の平均点、設問数の数値は地学Iの値となります。)
年度 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
平均点 49.87 53.77 38.6 40.9 50.2 68.7 69.5
前年比(点) -3.9 15.13 -2.3 -9.3 -18.5 -0.8 5.2
 
設問数
(マーク数)
第1問 8(8) 7(7) 8(8) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第2問 5(5) 6(6) 5(5) 3(3) 6(6) 6(6) 6(6)
第3問 8(8) 5(5) 8(8) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第4問 5(5) 8(8) 5(5) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第5問 4(4) 4(4) 4(4) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第6問 4(4) 4(4) 4(4) 3(3) - - -
第7問   - - 3(3) - - -
合計 34(34) 34(34) 34(34) 33(33) 30(30) 30(30) 30(30)

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ
A 7  
B 7  
C 6  
D 7  
27  
固体地球分野の問題。A~Dの4つの中問がある。Aは地球の内部構造に関するやさしい問題。Bはプレートについての基本的な問題。問4は計算問題ではあるが,よくあるプレートの移動に関する問題なので苦労はしないだろう。Cは地球の形とアイソスタシーの問題で問6の計算もよくあるパターンの問題である。Dは岩石分野の基本問題である。以上,それぞれ中問の中の2つの問題にはあまり関連性がないので,基本的な小問の集合である。

基本的な小問の集合だったため,比較的よくできていると思われる。特にAは基本中の基本。B,Cは問4,問6に計算問題を含むが,定番の問題であったため正答率は高いだろう。

第2問 配点 出題内容・テーマ
A 7  
B 4  
C 6  
17  
地質・地史分野の問題。Aは変成岩についての変成条件や同質異像についての基本的な問題である。Bは1問ではあるが,走向傾斜の意味がわかって地質図を作成することができ,かつ示準化石の年代がわかる必要があるので比較的難しい。Cは流水による地形の変化に関する基本的な問題である。問5は文章の内容がヒュルストローム図と関連づけられればわかるだろう。

Aは基本的ではあるが,変成条件は地学基礎の範囲ではないので,学習していない場合はむずかしいようだ。Bは地質図ができないとまったく理解できないだろう。Cは固定観念があるとだまされる。

第3問 配点 出題内容・テーマ
A 10  
B 7  
C 10  
17  
気象・海洋分野の問題。Aは風に関する問題。問1は気圧分布とコリオリの力の向きをきくものだが,地衡風なのに地上の気圧分布なのは違和感がある。問2は文章の正誤問題だが,a・bともに偏西風蛇行の性質を理解していないと難しい。問3は地上風のメカニズムを知っていればできる基本的な問題。Bはエルニーニョに関する問題でそのメカニズムを知っていればできる基本的な問題である。Cは海洋に関する小問集合で,問6は環流,問7は潮汐,問8は津波に関する問題である。問8も計算問題ではあるが,よくある問題なので難しくはない。

Aは地学基礎で扱わないし,力を考える物理的要素が強いため,苦手なものにはきつかったと思われる。Bはエルニーニョを扱っていて比較的解きやすかったと思われる。Cも力を考えたり,計算があったりということで物理的な要素が強く,難しい。

第4問 配点 出題内容・テーマ
A 10  
B 7  
17  
天文分野の問題。AはHRと星の進化に関する問題。問1は巨星についての基本的な問題。問2も星の進化に関する基本問題。問3は距離と見かけの明るさから絶対等級を計算してHR図上の位置を決めるもので比較的難しい。Bは金星についての問題。問4は金星の性質やようすについての基本的な問題である。問5は地球と金星の反射率から受け取るエネルギーの比を計算する問題であるが,あまりしたことがない計算だと思われるので,難しかっただろう。

問1,問2は比較的簡単だった。問3は計算をともない,しかも2つの恒星について判断させるので比較的難しかった。問4は基本問題で簡単だったが,問5の計算はあまり見ない問題だったためか難しかった。

第5問 配点 出題内容・テーマ
A 6  
B 6  
12  
地質分野と岩石分野に関する問題。Aは地質についての問題。問1は文章の正誤問題であるが,基本的な問題である。問2はブロック状の地質図で,あまり見ない出題形式である。立体の把握が苦手だと苦労するかもしれず,比較的むずかしいだろう。Bは岩石についての問題。問3は基本的な問題である。問4も基本的な知識を問う問題である。

問1は簡単だった。問2は空間把握が難しかったようだ。Bは岩石が苦手でないなら簡単であるが,岩石分野について覚えるのが苦手な生徒にとってはきつかったかもしれない。

第6問 配点 出題内容・テーマ
A 6  
B 6  
12  
天文分野に関する問題。Aは宇宙の恒星についての問題。問1は文章の正誤問題で星の進化についてよく知らないと難しい。問2は宇宙の構成要素と太陽の元素組成の組合せで,両方を正確に知らないと解けないので難しい。ダークマターやダークエネルギーが出題されたのは新しい。Bは星雲や星団に関する問題。問3アは球状星団,イは超新星残骸であるが,文章と画像を結びつける必要がある。問4は銀河に関する問題で,銀河に関して比較的深い知識が必要である。

第5問,第6問は選択問題だったが,第6問の問2の出題がユニークであったため,選んでもらえなかったかもしれない。問1,問3は比較的簡単だったが,問2,問4が難しかっただろう。


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編集・著作:ジェイシー教育研究所
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