>>2018年センター試験分析へ戻る

自己採点を徹底サポート! 採点ミスを防ぐ最強ツール センター試験 自己採点ツール 試験終了後に是非ご活用ください!!
更新日時:2018/01/16 18:00  (集計:2018/01/15 08:00)

2018年度センター試験:物理基礎 分析

問題数は変わらず,やや易化した。思考力を問う問題も出題。

例年と同様,各分野から万遍なく出題。単に公式のあてはめのような問題はなく,教科書に掲載されている実験や図が理解できているか,熱容量や抵抗率などの物理量の意味が理解できているかを問う問題である。今までは,空気中の音の伝わる速さの概数を前提とする問題はなかったが,今年は第1問の小問で出題された。
 
年度 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
平均点 32.58 29.69 34.4 31.5 - - -
前年比(点) 2.89 -4.68 2.9 - - - -
 
設問数
(マーク数)
第1問 5(5) 5(5) 5(5) 5(5) - - -
第2問 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) - - -
第3問 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) - - -
合計 13(13) 13(13) 13(13) 13(13) - - -

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
20   普通 11.75 58.8%
数年続いていた発電に関する問題が無くなった。しかし,各分野から万遍なく出題されている。問1は仕事を求める問題。力の大きさは与えられていないが,斜面に沿う重力の成分に抗する力であることに気づくかがポイント。単純に位置エネルギーの増分と考えることもできる。問2は3力の力のつり合いの基本問題。作図から力の大きさの比を求める。問3は電荷の基本性質に関する基本問題。問4は音に関する基本問題。空気中の音速の概数を知っていないと解けない。問5は熱量に関する問題。熱容量の意味が理解していれば難しくはない。

問1の正答率は低かった。(2)を選択した誤答が多かった。斜面に沿う重力の成分はmg sinθであるが,斜面に沿った距離はh/sinθである。単純に,重力の方向の変位hと重力に抗する力mgの積でもよい。問3の正答率はやや低かった。負電荷を失う事により正に帯電する。問5の正答率が低かった。熱容量は1度だけ温度を変えるのに必要な熱量なので,比熱が大きいほど温度の変化量は小さくなる。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8   普通 4.63 57.9%
B 7   普通 3.81 54.4%
15   普通 8.44 56.3%
Aはうなりに関する問題。問1は教科書にも記載されている図を選択する。重ね合わせの結果,振幅が元の2倍になっていることに注意。問2は,うなりの周期を問う問題である。うなりの1秒当たりの回数ではない。過去にも出題例がある。Bは電気抵抗に関する問題。問3は電圧と1秒当たりのジュール熱から抵抗値を求める基本問題。問4は,抵抗値が抵抗率と長さに比例し,断面積に反比例することを問う問題。

問1の正答率に比べ,問2の正答率はかなり低かった。(1)を選択した誤答が多かった。(1)は1秒当たりのうなりの回数であり,教科書に公式として載っている式である。しかし問われているのは,うなりの周期である。問題文を正しく読む必要がある。問2の正答率はやや低かった。ジュール熱を電圧で割ったものは,流れる電流である。問4の正答率は低かった。抵抗値と抵抗率の関係に注意しないといけない。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8   普通 4.75 59.4%
B 7   やや難 2.81 40.1%
15   普通 7.56 50.4%
Aは,小球の投げ上げに関する問題。問1は静止台車から放出した小球の最高点に達するまでの時間を求める基本問題。問2は,等速度で運動する台車から小球を放出する問題。鉛直方向の運動と水平方向の運動を個別に考えることができることに気が付くかがポイント。思考力を問う問題であり,やや難。Bは定滑車にかかる物体に関する問題。BとCを1つの物体みなして解くと計算は早くなる。問3は,力のつり合いから,張力を求める基本問題。問4は,ロープを介してかけられた物体の運動方程式を立て,加速度を求める基本問題。

問1の正答率は高かった。問2の正答率はかなり低かった。(8)を選択した誤答が多かった。等速度で走っている電車の中で,小球を真上に投げると,元の位置に戻ってくることを思い出してほしい。問3の正答率は低く,問4の正答率はさらに低かった。定滑車にかけられた物体の力を考え,力のつり合い,運動方程式を立てて解くだけである。問4は(4)を選択した誤答が多かった。直感で解答を選んでは駄目である。


自己採点を徹底サポート! 採点ミスを防ぐ最強ツール センター試験 自己採点ツール 試験終了後に是非ご活用ください!!
編集・著作:ジェイシー教育研究所
ページのトップへ戻る