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更新日時:2018/01/16 18:00  (集計:2018/01/15 08:00)

2018年度センター試験:英語(筆記) 分析

会話文完成問題が消滅し、物語文が日誌形式になったが、難易度は昨年並み。

昨年度まで第3問Aに出題されていた会話文完成問題が姿を消したが、第2問Cにこの形式のポイントが盛り込まれている。この形式は、元々は第2問Cに置かれていたので、今回、元に戻ったとも考えられる。第5問は、主観的な立場から書かれた物語文という点は従来通りだが、日誌(ジャーナル)形式になっている点がユニーク。全体的に、情報量が多くなっているが、スキミング(拾い読み)とスキャニング(探し読み)によって対応できるものばかりで難解な設問はないので、昨年と同様の難易度になっている。
 
年度 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
平均点 125.50 123.73 112.4 116.2 118.9 119.2 124.2
前年比(点) 1.77 11.3 -3.8 -2.7 -0.3 -5.0 1.4
 
設問数
(マーク数)
第1問 7(7) 7(7) 7(7) 7(7) 7(7) 7(7) 7(7)
第2問 16(19) 16(19) 16(19) 16(19) 16(19) 16(19) 16(19)
第3問 6(6) 8(8) 8(8) 6(8) 4(8) 4(8) 4(8)
第4問 8(8) 7(7) 7(7) 7(7) 6(7) 6(6) 6(6)
第5問 5(5) 5(5) 5(5) 5(5) 5(5) 5(5) 5(5)
第6問 6(9) 6(9) 6(9) 6(9) 6(9) 6(10) 6(9)
合計 48(54) 47(55) 47(55) 47(55) 44(55) 44(55) 44(54)

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 6 発音 やや難 2.98 49.7%
B アクセント 普通 4.84 60.5%
14   普通 7.82 55.9%
Aの発音問題では、発音が難しい語は見られず、なじみのある語が多かったはず。Bのアクセント問題ではカタカナ語が全体の語の半数近くを占めていた。カタカナ語の発音やアクセントは、元の英語のものとは異なる形で日本語に入っているものが出題されるので注意する。

Aの問3の出来が非常に悪かったのは、正しい発音を覚えるという作業を普段怠っているためと思われる。Bの問2の(2)は、foun・da・tionという音節の区切りをきちんと把握できずに、これを選んでしまった者が多かった。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 20 文法・語彙 やや易 14.35 71.8%
B 12 語句整序 やや易 8.78 73.2%
C 15 対話文 普通 9.03 60.2%
47   普通 32.16 68.4%
Aでは、文法問題がやや少なくなり、語法問題が増えている。それぞれの文の内容も日常生活と密着したものになっている。Bでは、出題意図が明白で、それぞれに、get to V(…するようになる)という準助動詞、序数 + 最上級、those who …(…する人たち)という表現が含まれている。いずれも標準的なレベルのものであり、まぎらわしいものは含まれていない。Cでは、従来は意味内容ではなくて、実質的には文法・語法の知識を問うものになっていたが、本年度は、いずれも意味の差別化が必要なものに変化している。

Aの問2では、downstairs(下の階へ)が副詞であることを認識していない者が半数近くいた。Bは特に間違えやすいポイントが含まれていなかったせいで、どれも出来がよかった。Cの問1では、人を主語にするplan to V(…しようと計画する)を選んでしまった者が目立った。問2では、頻出項目である仮定法に関する知識が十分ではないことがうかがわれる。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 15 不要文選択 やや易 12.36 82.4%
B 18 意見文の主旨 やや易 12.86 71.4%
32   やや易 25.22 76.4%
Aでは、いずれも下線部の前にある主題文の内容と関連性が薄い文を選ぶことになる。特にまぎらわしい文はないが、問2では、(3)が何を示すための例になっているのかを意識する必要がある。Bでは、昨年度に続いて、1人の意見、2人の意見の共通点、全員の意見の共通点が問われているので、あらかじめ設問内容をチェックしておくとよい。ここでもまぎらわしい選択肢は見られない。

Aの問2の(3)は不適切な例になっていることがポイント。ただし、単純に例だから取り除くことができると判断しても正解を選んだ者もいたと思われる。Bの問3では、後半の3人の発言だけに注目して(2)を選んだ者がかなり多かった。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 20 図表問題 やや易 16.09 80.5%
B 20 図表分析 やや易 16.16 80.8%
40   やや易 32.25 80.6%
Aでは、設問内容は従来と全く同じ。問4もこれまで通り、最終段落の内容から容易に判断できるものになっている。昨年度に続いて、英文の元になっている出典が明示されている。Bでは、昨年に続いて参照すべきデータがかなり単純なものになっていて、特に注意が必要となるものは含まれていない。その点では標準的なレベルになっている。

A Bともによくできていた。Bの問4でも、広告にある(on an) empty stomach(何も食べないで)という語句の意味もきちんと把握できていたと思われる。

第5問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
30 長文読解 普通 17.55 58.5%
筆者が「英語を話す」エイリアンであり、惑星Xが地球であるという設定はかなり無理があるので、混乱した者も少なくなかったと思われる。昨年度の、猫になった夢という内容に近い設定になっているが、やや凝りすぎているきらいがある。次々とさまざまな情報が提示されているので、該当部分をいかに素早くスキャニングできるかがポイントになる。

予想通り、すべての大問の中で最も出来が悪かった。問3では、reservationsを「予約」という一般的な意味で捉えて、(1)を選んでしまった者が多かった。この設問は未知の語句の意味を推理するという出題になっていることに注意する。

第6問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 30 論説文読解 やや易 22.74 75.8%
B パラグラフ主旨選択 5.15 85.8%
36   やや易 27.89 77.5%
従来通りの説明文読解問題になっている。語の意味を推理する問題が出題されているのは昨年通り。段落ごとのサブタイトルだけではなくて、全体のタイトルや主題についての設問もこれまで通り出題されている。既知の内容が多く含まれていたと思われるので、かなり読みやすい英文であったと思われる。判断が難しい設問もなかったので、正解率は高かったはずである。

Aの問1は、やはりきちんと推理できていない者がかなり多かった。日頃から読んでいる英文に未知の語句が出てきたら、辞書を引く前に意味を推理してみるという習慣をつけておくべきであろう。それ以外の設問はいずれも正解率が高かった。


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編集・著作:ジェイシー教育研究所
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