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更新日時:2017/01/17 11:30  (集計:---)

2017年度センター試験:物理基礎 分析

出題分野,問題の難易は昨年度と同等。計算問題が増加した。

グラフを選択する問題がなくなり,計算問題が2題増加した。ただし,昨年度と同様に基本問題が大半であり難しくなったわけではない。また,すべての分野から万遍なく出題されている。教科書に掲載されているような波や力の図が思い出せたかどうかがポイントになる。
 
年度 2017 2016 2015 2014 2013 2012 2011
平均点   34.4 31.5 - - - -
前年比(点)   2.9 - - - - -
 
設問数
(マーク数)
第1問 5(5) 5(5) 5(5) - - - -
第2問 4(4) 4(4) 4(4) - - - -
第3問 4(4) 4(4) 4(4) - - - -
合計 13(13) 13(13) 13(13) - - - -

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
20        
例年と同じく小問集合である。各単元から万遍なく出題されている。問1は発電に関する知識問題。問2は弾性力と伸びのグラフからばね定数を読み取り,弾性エネルギーを求める問題。縦軸が伸びであることに注意。問3は直線電流がつくる磁場,問4は定常波の振動の様子に関する問題であり,問3や問4に関する図は教科書に必ずのっている。問5は潜熱と比熱に関する問題であり,グラフの傾きの意味を考えさせる問題である。

問1と問4は正答率は高かった。問2.弾性エネルギーは1/2 kx^2であり,1/2倍するのを忘れた回答が目立った。問3.磁場の向きを迷った人が多かったようだ。向きは右ねじの法則を考えるとよい。問5.アは正答率は高いが,イの比熱の意味を理解できていない回答が目立った。難易度としてはやや高い。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8        
B 7        
15        
Aは弦に生じる定常波に関する問題である。問題文中に図が描かれていないが,腹の数に注意して定常波の様子をイメージできるかがポイントである。問2はうなりがテーマである。Bはジュールの法則,オームの法則に関する問題である。問4は難易度がやや高い問題である。図1(b)の10Ωの抵抗には電流が流れないことに気がつくかどうかがポイントである。

問1.2倍振動の振動数が基本振動の振動数の2倍であることはよく理解できていた。基本振動の波長は弦の長さの2倍である。2倍するのを忘れた回答が目立った。問2.基本問題であるがなぜか正答率はやや低かった。問3.ウのジュール熱は大半の人が正解できていたが,エの単位の回答がばらけた。正答率はかなり低い。難易度の高い問題である。問4.(b)の回路を流れる電流の正答率が悪かった。やや難である。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 8        
B 7        
15        
Aは滑らかな斜面上の力のつり合いと,斜面を滑る小物体に関する問題である。小物体にはたらいている力が正確に描けるかがポイントである。Bも個々の物体にはたらく力を個別に描くことが重要である。その図に基づき運動方程式を立てた後,その方程式を解く。問4は物体Aと物体Bが同じ速さであることが分かれば質量の比になることは容易にわかるであろう。

問1.斜面に平行ではなく,水平に力を加えているのでやや難易度が高かった。問2.力学的エネルギー保存則を用いる基本問題であるが,符号のミスなどが少し目立った。問3.運動方程式を解くだけの基本問題であるが,③,④を選んでしまった回答が少し目立った。問4.正答率は高かった。力学は丁寧に力の図を描けるかどうかがポイントである。

編集・著作:ジェイシー教育研究所
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