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更新日時:2017/01/17 11:50  (集計:---)

2017年度センター試験:英語(リスニング) 分析

昨年度並みか若干難化。内容理解能力が問われている設問が増加。

出題形式の変更はなかったが、単に英語を聴き取る能力だけではなくて、聴き取った情報を的確に処理して理解する能力が問われている設問が増えた。したがって、聴き取った断片的な情報を基にして選択肢にあたると判断を誤ることがありうる。第4問Bは昨年度に続いて、3人による討論の形式になっている。
 
年度 2017 2016 2015 2014 2013 2012 2011
平均点   30.8 35.4 33.2 31.5 24.6 25.2
前年比(点)   -4.6 2.2 1.7 6.9 -0.6 -4.2
 
設問数
(マーク数)
第1問 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第2問 7(7) 7(7) 7(7) 7(7) 7(7) 7(7) 7(7)
第3問 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第4問 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
合計 25(25) 25(25) 25(25) 25(25) 25(25) 25(25) 25(25)

以下の平均点、得点率の数値は赤マル・ドットコム自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は「得点率」を元にしています。昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
12 リスニング      
従来通り、ビジュアル問題と計算問題がそれぞれ2問出題された。ビジュアル問題のうち、問6は、問われているお弁当の持ち主を勘違いして判断してしまう恐れがある。計算問題は、聴き取れた数字がそのまま答えになることはなくて、計算結果が答えになるのは従来通り。問5は、a third(3分の1)がきちんと聴き取れなかった可能性がある。なお、昨年度に続いて、内容に一致しないものを選ぶ設問が1つ含まれているが、大文字のNOTを使って注意喚起する形で記載されている。

問2では、spent 10という部分の聴き取りや離開が不十分なために、(2)から(4)を選んでしまった者が多く、正解率は40%程度しかなかった。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
14 リスニング      
対話に続く文の選択問題では、全体の流れが順接になっている場合と逆接になっている場合とがあることに注意する。会話の流れが典型的なものになっているはずだと勝手に思いこむと判断を誤ることがある。今回のうち、問7、問10、問11、問13は逆接になっている。このうち問13は、やや聴き取りにくく、理解しにくかったかもしれない。

問8では、対話の流れを読み取れずに、「どういたしまして」という意味の定番の会話表現である(3)を選んだ者が30~40%いた。問12と問13では、正解率が40%程度と非常に低く、ここでは他のどの選択肢も同程度に選ばれていた。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 6        
B 6        
12 リスニング      
Aの問16では、2015年度に続いて、会話をしている人の居場所が問われていた。あらかじめこの点を意識して聴き取る必要がある。聴こえた断片的な語句から推測してしまうと判断を誤ってしまう。なお、問15は第1問でも出題される頻出の形である。Bはビジュアル情報と音声情報を組み合わせて答えるやや複雑な形式になった。これには、限られた時間で素早くスキャニング(探し読み)をする能力が求められる。なお、この形式は筆記の第4問Bに近い。問19は消去法で取り組むとよい。

Aの問14では、男性の最後の発言内容をきちんと理解できずに(4)を選んだ者が25%程度見られた。問15でも混乱してしまった者が多く、どの選択肢も選ばれていた。Bの問17は正解率が40%程度しかなく、女性の最初の発言に含まれていたBrazilという語に注目して(2)を選んだ者が30%以上もいた。問19でも混乱してしまった者が多く、どの選択肢も選ばれていた。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
A 6        
B 6        
12 リスニング      
Aは従来通りのモノローグ(ナレーション)で、2015年度の第4問Bに続いて、伝記が採り上げられている。いずれの設問も部分的な内容に関するものなので、該当箇所だけを聴き取ることに集中することができる。これは筆記のスキャニング(探し読み)と同じ方法。Bは筆記の第3問Cと近い形式なので、3人の共通意見に注目して聴き取る必要がある。問24のpotteryがやや難易度が高かったが、この設問は消去法でも処理できる。

Aでは、多くの情報の中から必要なものを選び出すという作業がうまくできていない者が目立ち、特に問21では50%、問22では30%しか正解していなかった。Bの問24では、potteryという語を知らない者が多く、半数程度しか正解していなかった。

編集・著作:ジェイシー教育研究所
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