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更新日時:01/21 11:00 (集計:01/20 12:00)
2009年度センター試験:
世界史B 分析
解答はこちら >>
記事協力:
一橋学院
中世・近世の出題が多く近現代は減少、文化史も増加。
問題形式・問題数は過去3年間と同様,大問4題で設問数は36。中世史・近世史の出題が多く、近現代史の出題が減少している。第3問で「信仰と宗教」が主題とされていることもあり、文化史の設問が多くなっている。写真を用いるなどとまどう問題も一部あるが、全体としては平易な問題が多くやや易化していると思われる。
自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
(集計:01/20 12:00)
※
自動採点におけるアンケート結果をもとに集計
(大学入試センター発表 最終集計 2009年2月5日)
年度
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
平均点
62.7
59.0
67.8
66.3
63.1
61.4
56.5
59.8
61.6
64.6
64.1
前年比(点)
3.7
-8.8
1.5
3.2
1.7
4.9
-3.4
-1.8
-3.0
0.5
-1.4
設問数
(マーク数)
第1問
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
10(10)
11(11)
11(11)
11(11)
10(10)
10(10)
第2問
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
10(10)
10(10)
10(10)
10(10)
11(11)
10(10)
第3問
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
11(11)
10(10)
10(10)
11(11)
9(9)
10(10)
第4問
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
9(9)
10(10)
10(10)
10(10)
9(9)
10(10)
11(11)
合計
36(36)
36(36)
36(36)
36(36)
36(36)
41(41)
41(41)
41(41)
41(41)
40(40
41(41)
以下の平均点、得点率、正答率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。
(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
A
8
-
普通
5.32
66.5%
B
9
-
普通
6.03
67.0%
C
8
-
普通
5.24
65.5%
計
25
生業と労働の歴史
普通
16.59
66.4%
歴史上人びとが営んできた生業・労働がテーマ。問1から問3は中国史。主として文化史・経済史の知識が問われているが、いずれも基本事項なので確実に得点したい。問5の同時代の動向を選ぶ問題、問6の兵制に関する問題は、扱われている地域が広いのでとまどったかもしれない。問7から問9は欧米の近現代が中心。いずれも正誤の判断はそれほど難しくなかったと思われるが、問9にあるイギリスの労働組合法は盲点だったかもしれない。
自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
正答率が特に低かったのは問9で、約30%。イギリスでは1871年に、グラッドストン内閣の下で労働組合法が制定された。問5も正答率約50%とあまり高くない。宗教改革が16世紀初頭に始まったことと、シュマルカルデン同盟が新教諸侯の同盟であることを知っていれば解答できる。特定の時代(世紀)に起こった事項を選択する問題は総じて正答率が低いが、この問題も同様であった。その他はいずれも正答率70%前後。
第2問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
A
9
-
やや易
6.94
77.1%
B
8
-
普通
5.15
64.4%
C
8
-
やや難
3.97
49.6%
計
25
世界史における学校・教育
普通
16.07
64.3%
学校・教育の歴史がテーマ。問1・問2はビザンツ帝国が主題で、設問は比較的平易。問3はアジア各地の12世紀の動向を選択する問題で日本史がからんでくる。鎌倉幕府成立など、日本史の基本事項についての知識が求められる。問4から問6は再び中国史。問5の中国におけるキリスト教布教の経緯、イエズス会士の活動は苦手な受験生も多いかもしれない。問8の北欧史、問9の東欧の地図問題は、いずれも勉強が手薄になりがちのところ。力の差が表れる問題といえる。
自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
正答率が低かったのは問7(約50%)と問8(約50%)。問7でも19世紀後半のイギリスが問われているが、第1問の労働組合法と同様に、教育法もグラッドストン内閣の下で制定された。問8は北欧史。デンマーク、スウェーデンなど、北欧諸国ではルター派が普及する。誤答のなかでは(4)がやや多かったが、第二次世界大戦中、スウェーデンは中立国としての立場を維持した。問9の地図問題も正答率はあまり高くなく、約50%。イの文および地図中のbはルーマニア。
第3問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
A
9
-
普通
5.54
61.6%
B
8
-
普通
4.06
50.8%
C
8
-
やや難
3.84
48.0%
計
25
信仰や宗教
普通
13.44
53.8%
信仰・宗教がテーマ。問1から問3は比較的平易なはず。問4で写真が用いられているが、ドンソン文化を代表する銅鼓は比較的多くの教科書で紹介されている。アンコールワットとボロブドゥールの相違も含め、日頃教科書や資料集などの図版に注意して勉強しているかどうかが問われている。問6は、オーストラリアの先住民について正誤の判断が求められているが、ニュージーランドと混乱しないように注意したい。
自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
全体として正答率は低く、70%を超えたのは問1と問7のみ。特に低かったのは問8で、約30%。特定の世紀に起こった事項を選択する問題であった。ハールーン=アッラシードはカール大帝とほぼ同時代の人物。(1)の誤答が多かったが、ランゴバルド王国を滅ぼしたのはカール大帝である。問9も正答率は低く、約40%。a・bいずれの文も正しいが、bを誤文と判断した受験生が少なくなかった。その他の設問も正答率50%前後。
第4問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
A
8
-
普通
5.11
63.9%
B
8
-
普通
4.79
59.9%
C
9
-
普通
6.09
67.6%
計
25
移動と移住
普通
15.99
64.0%
移住・移民がテーマ。問1のラテンアメリカの古典文明、問3の近現代アフリカは、いずれも問われている内容は基本事項であるが、勉強が不十分な受験生も多かったかもしれない。問4で再び写真が用いられているが、甲骨文字・インダス文字の写真も、多くの教科書・資料集などで紹介されている。大問3の問4と同様、日頃の勉強の差が表れるところ。問9で地図問題が出題されているが、これも普段の勉強で地図を十分活用していれば解答可能である。確実に得点しておきたい問題。
自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
正答率が低かったのは問5で、約40%。(3)の誤答がやや多かったが、ゴール朝は12世紀にアフガニスタンに成立した王朝。ここでも世紀の正誤判断に迷ったようだ。問3のアフリカ史も正答率はあまり高くなく、約50%。アンゴラはポルトガルの植民地であった。誤答のなかでは(3)とした受験生が比較的多い。19世紀にアメリカの解放奴隷を主体に建国されたリベリアは、その後も列強の植民地支配を回避し、独立を維持した。
分析記事協力:
一橋学院
編集・著作:
ジェイシー教育研究所
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