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更新日時:01/21 11:00  (集計:01/20 12:00)
2009年度センター試験:現代社会 分析
解答はこちら >>
記事協力:一橋学院
設問レベルは普通〜やや易化。時事要素の強い問題は2割程度。
例年通り、現代社会全般について広範囲に出題されている、現代社会に関する知識を理解すれば解ける問題が多かった。一方で、時事要素の強い問題が2割程度あったが、裁判員制度・地方分権・知的所有権・アジア通貨危機等、ニュースを見ていれば予測しやすく、取り組みやすかっただろう。全体的にはやや易化したと思われる。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
(集計:01/20 12:00)
下がりそう(15%) 同じくらい(61%) 上がりそう(24%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

(大学入試センター発表 最終集計 2009年2月5日)
年度 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999
平均点 60.2 60.6 50.3 57.9 70.2 57.2 59.5 60.4 56.6 44.3 55.2
前年比(点) -0.4 10.3 -7.6 -12.3 13.0 -2.3 -1.0 3.8 12.3 -10.9 -11.0
設問数
(マーク数)
第1問 5(5) 9(9) 8(8) 5(5) 7(7) 4(4) 4(4)

8(10)

4(4) 7(7) 7(7)
第2問 8(8) 5(5) 5(5) 5(5) 4(4) 8(8) 4(4) 9(9) 6(7) 8(8) 8(8)
第3問 5(5) 4(4) 6(6) 4(4) 8(8) 7(7) 4(6) 8(8) 7(7) 4(4) 7(7)
第4問 5(5) 8(8) 5(5) 5(5) 4(4) 4(4) 7(8) 7(7) 4(5) 4(4) 7(8)
第5問 8(8) 5(5) 6(6) 5(5) 4(4) 4(4) 4(4) 8(8) 7(9) 8(8) 8(8)
第6問 5(5) 5(5) 6(6) 4(4) 4(4) 8(8) 7(7) - 7(7) 8(8) -
第7問 - - - 4(4) 4(4) - 8(8) - - - -
第8問 - - - 4(4) 4(4) - - - - - -
合計 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 39(39) 35(35) 38(41) 40(42) 35(39) 39(39) 37(38)


以下の平均点、得点率、正答率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
14 日本の司法制度と人権 普通 7.64 54.6%
司法権や司法制度の理解を軸とした設問。裁判員制度、裁判傍聴、裁判官の独立、最高裁判所、民主主義と司法権など、基本的な知識を問う問題が出題されている。教科書レベルの比較的易しい出題が多く、正答を導きやすいものだった。また、時事問題として裁判員制度の問題が出題されたが、内容は基礎的なものであり、取り組みやすかったと思われる。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(24%) 普通(63%) 易しい(13%)
問1、問3、問4は教科書レベルの易しい出題だったため、正答率が高かった。一方、問2、問5は正答率が低かった。問2は、(1)検察審査会や(5)刑事事件の被害者参加についての知識がないと誤答しやすい。問5は、(1)下級裁判所の違憲判決の事例を知っていれば解けただろう。(2)法の支配、(3)大日本帝国憲法下の裁判所についての学習が不十分だと惑わされる。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
22 地方自治 普通 14.39 65.4%
地方自治の理解を軸とした設問。都市化や公害、小売業の状況、少子高齢化、地方自治体の政治機構、機関委任事務、条例制定、地方分権についてなどが出題された。近年の地方分権の流れを知らないと取り組みにくいものだった。特に問5は、2004年の地方自治法改正による機関委任事務の区分(自治事務と法定受託事務)や自治事務の詳細について知らないと解くのは難しい。また、調査研究の方法についての出題が昨年に引き続き出題された。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(21%) 普通(68%) 易しい(11%)
全般的に正答率が高い問題ばかりであった。特に問2、問8は一般常識で解ける易しいもの。問1、問3、問4、問6は教科書レベルの問題である。問5は自治事務の役割についての問題で、現代社会の受験対策をしっかりおこなっている受験生が解けるだろう。問7の正答率は低かったが、国から地方への財源移譲の知識がないと難しかったと思われる。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
14 科学技術の進展と経済 普通 7.51 53.7%
科学技術の進展と経済をテーマにした出題。知的所有権、傾斜生産方式、経済学者、ベンチャービジネス、企業の役割など、広く企業活動や経済について問うている。教科書レベルの知識があれば解ける、ないしは、消去法で攻めることが可能な問題が多くを占めた。しかし、GATTやWIPO等の知識を持っていないと、正答を確実に得ることは難しい問題もあった。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(23%) 普通(67%) 易しい(10%)
問1、問5は一般常識で解ける易しい問題。特に問5は、メセナを知らなくても、常識的に解ける。問2は傾斜生産方式、問3は経済学者と理論との結びつきを答えるもので、ともに教科書レベルの問題であった。問4の正答率が低かったが、ベンチャーキャピタルやシリコンバレーの知識を持っているものは積極法で、ウォール街やファイナンシャルプランナーを知っているものは消去法で攻めることができただろう。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
14 環境問題 普通 9.35 66.8%
環境問題についての出題。外部不経済、環境保護に関する条約、地球温暖化、リサイクルなど、地球環境問題全般について問う基本的な出題であった。ただし、環境保護に関する条約や京都議定書の詳細、外部不経済の正確な理解など、しっかりとした学習をしていないと解けないようなものもある。現代社会の継続的な学習の有無が、獲得点数を左右する設問だったと思われる。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(22%) 普通(67%) 易しい(11%)
問2は捕鯨、問5はリサイクルについての一般常識があれば解ける、ともに易しい問題。問3は問題文を正確に読み取れば、知識がなくとも解ける。問1は外部不経済、問4は京都議定書を扱う、ともに教科書レベルの問題。

第5問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
22 グローバリズムと経済、文化 普通 11.91 54.1%
グローバリズムと経済、文化に関する出題。市場経済の促進、1990年代のアジア通貨危機、経済格差の是正、資料読解、異文化理解、地域統合、外国人の人権、安全保障といった内容が問われた。多くは教科書レベルでの知識で対応が可能であった。ただし、アジア通貨危機については、背景や結果を理解しておかなければ解けなかっただろう。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(26%) 普通(67%) 易しい(7%)
問1は市場の操作、問5は異文化理解についての知識を問う、基本的な問題。問4は易しい資料読解。問2はアジア通貨危機の背景、問3はNIEO、問4は地域統合についての知識を問う、教科書レベルの問題であった。一方、問7は外国人の人権保障、問8は国連の役割の詳細を知らないと解けない。

第6問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
14 青年期 普通 9.74 69.6%
青年期に関する問題。青年期、資料読解、防衛反応、エリクソンの理論についての出題であった。内容は教科書レベルであり、しっかりと学習をしていれば解けるもの。マズロー、ハヴィガースト、エリクソンは青年心理の分野では頻出の人物。防衛反応やコンフリクト(葛藤)についても、よく問われる内容ゆえに、準備をしっかりとしていた受験生にとってみれば、対応しやすかったのではないか。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(18%) 普通(65%) 易しい(17%)
問2は易しい資料読解。問3は防衛機制、問4は青年期についての基礎的知識を問う易しい問題。問1は頻出の心理学者についての知識を問う、教科書レベルの問題であった。問5は、コンフリクトとアイデンティティ拡散の違いを理解し、いずれかをどう入れるのか、文脈判断しなければならない。

分析記事協力:一橋学院
編集・著作:ジェイシー教育研究所


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