赤マル・ドットコムはがんばる受験生を応援します!

>>2009年センター試験分析
分析トップ  
   英語(筆記) 英語(リスニング) 数学I 数学I・A 数学II 数学II・B 国語
解答トップ  
   物理I 生物I 化学I 地学I 理科総合A 理科総合B
 
   日本史B 世界史B 地理B 現代社会 倫理 政治・経済

更新日時:01/21 11:00   (集計:01/20 12:00)
2009年度センター試験:倫理 分析
解答はこちら >>
記事協力:一橋学院
形式・分量に大きな変化はないが、資料問題が増加したため戸惑った可能性も。
2006年から続いている青年期・源流思想・日本思想・西洋思想・現代社会の5題構成は今年度も踏襲された。内容理解を丹念に問う空欄補充問題・短文正誤問題を軸に、グラフ問題・資料問題・リード文の趣旨把握と総合的に出題され、これまでの出題スタイルに大きな変化はなかった。 しかし、その場で判断が求められる資料問題が増加したことや、国際政治分野の知識を前提とした出題が見られたため、難易度は若干上昇した印象を与えたかも知れない。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
(集計:01/20 12:00)
下がりそう(29%) 同じくらい(55%) 上がりそう(16%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

(大学入試センター発表 最終集計 2009年2月5日)
年度 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999
平均点 71.5 67.6 69.7 68.7 67.0 69.8 60.6 65.5 68.1 54.4 60.0
前年比(点) 3.9 -2.1 1.0 1.7 -2.8 9.2 -4.9 -2.6 13.7 -5.7 -9.3
設問数
(マーク数)
第1問 3(3) 3(3) 3(3) 3(3) 9(9) 9(9) 8(8) 10(10) 10(10) 8(8) 8(8)
第2問 8(9) 8(9) 8(9) 8(9) 9(9) 10(10) 10(10) 10(10) 9(9) 7(7) 8(8)
第3問 8(9) 8(9) 8(9) 8(9) 9(9) 9(9) 8(8) 8(8) 9(9) 7(7) 8(8)
第4問 8(9) 8(9) 8(9) 8(9) 9(9) 9(9) 12(12) 9(9) 10(10) 7(7) 8(8)
第5問 7(7) 7(7) 7(7) 6(7) - - - - - 6(6) 7(7)
合計 34(37) 34(37) 34(37) 33(37) 36(36) 37(37) 38(38) 37(37) 38(38) 35(35) 39(39)


以下の平均点、得点率、正答率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
8 青年期、「アイデンティティ」について やや易 6.49 81.1%
「アイデンティティ」をテーマにしたリード文で、発達段階の課題を問う。空欄補充問題や趣旨把握問題がないため、リード文を読まずにすぐに問題を解くことが可能。グラフを用いた出題は、丁寧に読めば簡単に解ける内容であり問題ない。易しい出題なので、ここでの失点は痛い。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(13%) 普通(64%) 易しい(23%)
予想通りいずれも高い正答率であったが、問3については(4)という誤答も目立った。Aの「性的親密さ」を経てからC「子どもたちを生」むことになるのだから、常識で判断可能。間違えた受験生はきっと試験開始直後で平常心を失っていたのであろう。これからの試験でも落ち着くことが最も大切だと肝に銘じて欲しい。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
24 源流思想、「復讐」について 普通 16.35 68.1%
「復讐」をテーマにしたリード文で、源流思想の出題領域を問う。ギリシア思想・キリスト教・イスラム教・仏教・中国思想とすべての領域について出題。思想家としては、ソクラテス・アリストテレス・エピクロス・ブッダ・老子などについて問われた。旧約聖書を素材とした資料問題は戸惑っただろう。最後の趣旨把握問題は、落ち着いてリード文を読み返せば解ける。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(24%) 普通(65%) 易しい(11%)
問1の空欄[5]では、正解の「恕」よりも「仁」を選んだ受験生が多かった。資料問題は全般に良くできていたが、問4では(3)と正解の(4)で迷った様子が伺える。この2問は正答率が5割に達していない。問7も(3)無為自然に惑わされたせいか、若干正答率が低くなっている。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
24 日本思想、「他界」について 普通 16.49 68.7%
「他界」をテーマにしたリード文で、日本思想の出題領域を問う。古代から近代までの思想の中で、神話・仏教・儒学などを中心に出題。思想家としては、源信・荻生徂徠・中江兆民などについて問われた。狂言や古典落語を素材とした資料問題2つに加えて趣旨把握問題もあったため、戸惑った受験生もいたことであろうが、落語を素材とした資料問題と趣旨把握問題はリード文を丹念に読めばわかりやすい。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(34%) 普通(59%) 易しい(7%)
資料問題以外は知識の整理がきちんと出来ていれば確実に得点可能であるが、その中で突出して正答率の低かったものが、神仏習合についての問5であった。(2)本地垂迹説や(3)権現信仰を誤りとした解答が目立った。(4)国家神道は、廃仏毀釈を想起すれば誤りであると直感できる。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
24 西洋近代思想、「理性」について 普通 16.39 68.3%
「理性の光と陰」をテーマにしたリード文で、西洋思想の出題領域を問う。近現代の思想家の中から、デカルト・カント・ヘーゲルで近代理性の光の部分を示しつつ、キルケゴール・パースで理性の陰を指摘。現代においては、さらに理性の反省が求められている点を示しつつ、フーコーへと設問を誘導している。現代思想の出題lは近年増加しているので要注意。資料問題と趣旨把握問題も出題されている。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(36%) 普通(59%) 易しい(5%)
標準的な出題であったため全体として良くできていたが、啓蒙思想を扱う問2の正答率が低かった。ヴォルテールがわからなくとも消去法で導ける。また、趣旨把握問題は一般に良くできていたが、問8は若干正答率が低かった。なお、問1で問題訂正があったが、訂正のあった選択肢を選んだ受験生が少なからずいたようである。

第5問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率
20 現代社会、「正しい行為」について 普通 13.63 68.2%
「正しい行為」をテーマにしたリード文で、現代社会の課題を問う。思想家としてはハーバーマスが問われた。ギリガンという心理学者も登場するが知らなくても設問には対応できる。国際政治に関する知識がないと解けない設問が2つあったため、難しい印象を与えたことであろう。資料問題が2つと空欄補充問題の形式を採った趣旨把握問題も出題されている。資料問題はいずれもその場で読み取れば良いものであり、知識を前提とはしていない。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/20 12:00)
難しい(44%) 普通(48%) 易しい(8%)
予想通り、国際政治の知識を前提とした問2、問3の正答率が低かった。とりわけ問2は全体の中で最も低い正答率となっており、来年度以降もこうした出題があるとすれば、高得点を狙おうとする受験生の課題となっていくことであろう。

分析記事協力:一橋学院
編集・著作:ジェイシー教育研究所


Copyright(C) JC Educational Institute,inc. All Rights Reserved. 株式会社ジェイシー教育研究所