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>>2008年センター試験分析
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更新日時:01/23 11:00   (集計:01/21 10:45)
2008年度センター試験:世界史B 分析
正解はこちら >>
記事協力:一橋学院
時代・地域の偏りが少なく、多少難化の傾向。
問題形式・問題数は過去3年間と同様。大問4題で設問数は36。例年以上に、取り扱う時代・地域の偏りが少なく、各分野で確実な知識が求められている。内陸アジア・アフリカ・ラテンアメリカ・太平洋諸島など、勉強が手薄になりがちな地域に関する設問も増えており、昨年よりはやや難化したといえる。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
(集計:01/21 10:05)
下がりそう(49%) 同じくらい(38%) 上がりそう(13%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

(大学入試センター発表 最終集計 2月7日)
年度 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999
平均点 59.0 67.8 66.3 63.1 61.4 56.5 59.8 61.6 64.6 64.1
前年比(点) -8.8 1.5 3.2 1.7 4.9 -3.4 -1.8 -3.0 0.5 -1.4
設問数
(マーク数)
第1問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 10(10) 11(11) 11(11) 11(11) 10(10) 10(10)
第2問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 10(10) 10(10) 10(10) 10(10) 11(11) 10(10)
第3問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 11(11) 10(10) 10(10) 11(11) 9(9) 10(10)
第4問 9(9) 9(9) 9(9) 9(9) 10(10) 10(10) 10(10) 9(9) 10(10) 11(11)
合計 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 41(41) 41(41) 41(41) 41(41) 40(40 41(41)


以下の平均点、得点率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
ユーラシア世界の歴史
普通
13.8
55.1%
テーマはユーラシア大陸。問1から問6までは、いずれも何らかの形で中国史に関わる知識が要求されている。問4・問5でモンゴル・チベットなど内陸アジア史、問3・問6では特定の時代における世界各地の状況について正誤の判断が問われているが、とまどった受験生が多かったかもしれない。問7から問9はロシア史。問8の整序問題、問9のソ連史は、歴史的経過を正確に把握しているかどうかが問われている。確実に得点したい。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(65%) 普通(31%) 易しい(4%)
正答率が特に低かったのは問8で25%。bの樺太・千島交換条約が1875年で最初となるが、(2)・(5)など、これを最後とした人が多かった。問6も正答率が低く約40%。13世紀、モンゴル帝国がユーラシア大陸に勢力を拡大するが、この時期エジプトに成立したマムルーク朝は、東方でイル=ハン国、西方で十字軍と戦う。問1は正答率約50%。(3)とした人も多かったが、ヴェトナムに大越国が成立するのは11世紀で、中国は宋代。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
島や群島
普通
16.4
65.6%
大陸をテーマとした第1問とは対照的に、島や群島がテーマ。問5・問6以外は近現代史。島や群島は、しばしばその支配をめぐる争奪や、これに対する抵抗の舞台となるが、設問もヨーロッパ諸国によるアジア・アフリカ諸地域の支配とそれをめぐる対立、そしてその支配に対する抵抗について問うものが多い。地図を利用した問題が3問あるが、ここで確実に得点できるかどうか、特に問7のコルシカ島とサルディニア島の判断などで、実力の差が出るかもしれない。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(47%) 普通(48%) 易しい(5%)
地図を利用した3題の正答率がやや低く、問3が約50%、問5が約60%、問7が約50%。問7で、ナポレオンが皇帝退位後に一時流されたのは地中海のエルバ島、最後に流されたのは大西洋のセントヘレナ島である。地図中のaはナポレオンが生まれたコルシカ島。問9のインドシナ戦争・ヴェトナム戦争に関する問題も正答率約60%とやや低い。(3)とした人も多かったが、ホー・チ・ミンが建国したのはヴェトナム民主共和国である。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
歴史上の敗者や英雄の末路
普通
17.1
68.2%
歴史上の敗者や英雄の末路がテーマ。問1から問3は中国史。問2の文化史、問3の文化大革命は、苦手とする受験生も多いかもしれないが、求められているのは基本的知識。問5の整序問題は6者択一であるが、共和政ローマの動向を正確に把握していれば問題ないはず。問7から問9では中南米に関する知識が問われている。問7の古代帝国、問9の近現代史、いずれも勉強が手薄になりがちの分野であるが、教科書の記述をしっかり把握していれば正解できる。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(45%) 普通(45%) 易しい(10%)
総じて正答率は高かったが、問2の文化史は約50%。(4)の解答が30%近くあったが、『紅楼夢』は清代の小説である。問9は正答率約60%だが、(4)とした解答も少なくなかった。ブラジルは、ナポレオンに追われた宗主国ポルトガルの王子が皇帝となり、共和国ではなく帝国として独立する。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
衣服にかかわる歴史
普通
16.6
66.5%
衣服をテーマとしているが、設問の対象とされている地域は非常に広範囲である。問1・問2・問7・問9など、ひとつの設問に全く異なる時代や地域の動向が正誤文として入っているので、混乱を招いたかもしれない。時代は、古代史・中世史がやや多い。問2は消去法で誤文を排除すれば正解できる。問4のアフリカ史、問5の20世紀のアジアの動向などが実力差の出るところと思われる。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(52%) 普通(39%) 易しい(9%)
問2の正答率が非常に低く、約30%であった。唐代の租庸調制では、調として絹・綿・麻などが納められたほか、労役である庸も絹などで代納することができた。(3)を選んだ人が40%を超えていたが、羊毛は毛織物の原料。毛織物工業地帯のフランドルは、これをイギリスから輸入していた。フランドル地方が戦争の争点であったという部分だけで正誤を判断し、原料である羊毛と製品である毛織物の相違に注意しなかったための誤りと思われる。

分析記事協力:一橋学院
編集・著作:ジェイシー教育研究所


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