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>>2008年センター試験分析
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更新日時:01/23 11:00   (集計:01/21 10:45)
2008年度センター試験:現代社会 分析
正解はこちら >>
記事協力:一橋学院
設問レベルはやや易化。時事要素の強い問題は3割強。
例年通り、現代社会全般について広範囲に出題されている。現代社会に関する基礎用語の理解で解ける問題が多くを占める一方、時事要素が強い問題も3割強あり、高得点を狙うには時事問題の理解が不可欠であることが伺える。ただし設問レベルは選択肢の短文化が見られ、全体的にはやや易化したように思われる。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
(集計:01/21 10:05)
下がりそう(8%) 同じくらい(41%) 上がりそう(51%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

(大学入試センター発表 最終集計 2月7日)
年度 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999
平均点 60.6 50.3 57.9 70.2 57.2 59.5 60.4 56.6 44.3 55.2
前年比(点) 10.3 -7.6 -12.3 13.0 -2.3 -1.0 3.8 12.3 -10.9 -11.0
設問数
(マーク数)
第1問 9(9) 8(8) 5(5) 7(7) 4(4) 4(4)

8(10)

4(4) 7(7) 7(7)
第2問 5(5) 5(5) 5(5) 4(4) 8(8) 4(4) 9(9) 6(7) 8(8) 8(8)
第3問 4(4) 6(6) 4(4) 8(8) 7(7) 4(6) 8(8) 7(7) 4(4) 7(7)
第4問 8(8) 5(5) 5(5) 4(4) 4(4) 7(8) 7(7) 4(5) 4(4) 7(8)
第5問 5(5) 6(6) 5(5) 4(4) 4(4) 4(4) 8(8) 7(9) 8(8) 8(8)
第6問 5(5) 6(6) 4(4) 4(4) 8(8) 7(7) - 7(7) 8(8) -
第7問 - - 4(4) 4(4) - 8(8) - - - -
第8問 - - 4(4) 4(4) - - - - - -
合計 36(36) 36(36) 36(36) 39(39) 35(35) 38(41) 40(42) 35(39) 39(39) 37(38)


以下の平均点、得点率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

24
日本国憲法
普通
14.6
60.8%
日本国憲法および法律・条約の理解を軸とした設問。自由権、平和主義と自衛隊、近代の人権思想家、地方自治、選挙制度等、幅広く政治・国際分野について出題されている。設題は教科書レベルの比較的易しい出題が多い。ただし、湾岸戦争や近年における日本の安全保障についてなど、ここ数年の時事問題を詳細に学ばないと解けない問題もある。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(18%) 普通(67%) 易しい(15%)
問1、問6、問7は教科書レベルの基本的な問題だったため、正答率が高かった。問3、問5、問8、問9は正答率が低かった。正答率が約40%と最低だった問5は、人物名と主張とを照らし合わせる基本的な問題だが、(4)は因果関係を事実と逆に示した引っかけ。問8は「法の支配」「アメリカ合衆国の影響を受けて日本国憲法が採用した制度」というキーワードをヒントとして活用できなかった受験生が多かったように思われる。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

14
国際貿易
普通
7.3
52.3%
国際貿易に関する設問。比較生産費説、日本の市場開放、為替相場、戦後の日本の貿易構造、GATTとWTOについてなどが出題されている。設問は標準的で、難しさは感じられない。問1の比較生産費説、問3の円高・円安とその影響についての問題は、該当部分のみの暗記ではなく、その理論を運用して設問を解く力が必要である。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(26%) 普通(62%) 易しい(12%)
正答率の高かった問2はウルグアイ・ラウンド、問3は為替相場の基本的な問題であった。正答率の低い問4(約40%)では戦後の日本経済の理解、問5(約30%)ではGATT・WTOの基本原則である自由・無差別・多角の理解が必要だった。特に問5は、ウルグアイ・ラウンド以前にケネディ・ラウンドや東京ラウンドが行われていたことをヒントに消去する必要があったが、内容が高度であり、受験生には難しかっただろう。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

12
宗教・思想
やや易
8.9
74.4%
宗教・思想を軸とした問題。世界遺産、宗教、生命倫理について出題されている。設問は時事問題を絡んだり、文化財に対する理解が求められたりするなど、全体的にやや難。問1は世界遺産名を問う問題、問2は文化財の保護に関する問題で、知っている人だけが解けるような類の問題である。問3は宗教に対する理解、問4は死の定義についての問題で、それぞれ標準レベル。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(18%) 普通(63%) 易しい(19%)
全体的に、一般常識として知っていれば解ける問題。問4(約80%)は、一般的な生命倫理の理解でも十分に解ける易しい問題だった。問3(約70%)は中学社会の知識で解ける常識問題。問1(約80%)、問2(約60%)は世界遺産や文化財についての問題であったが、正答率が高かった。時事問題に取り組む受験生が多かったことが伺える。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

22
国際社会
やや難
10.8
48.9%
国際社会に関する問題。国連、国際テロ、軍縮、人権保障、環境問題など、国際分野に関する幅広い理解を求めている。ただし設問は全体的に標準レベル。問1・問3は国連の組織について、問4はPKO、問6は軍縮に関する条約、問7は人権保障に関する条約の基本的な理解があれば解ける問題。ただし、問2の国際テロの問題、問8の持続可能な開発については、時事要素が含まれるためやや難。問5は国連分担金の詳細を知る必要があるため難しい。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(27%) 普通(62%) 易しい(11%)
国際社会に関する問題である第4問は、得点率が一番低い大設問だった(約50%)。学習が国際分野にまで行き届かなかった受験生が多かったことが伺える。中でも問2(約30%)、問8(約20%)の得点率が低い。問2では出入国管理法の改正を知っているか、問8では「持続可能な開発」と国連環境開発会議の理解がそれぞれ勝負となった。特に問8は(1)〜(4)まで正答率が同等程度だったことを見ても、難しかったようである。

第5問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

14
青年心理
やや易
11.1
79.4%
青年心理の理解を軸とした問題。青年期についての理解度を問う問題が主であるが、資料読解やレポートの書き方について問うものもある。ただし問題レベルはやや易。問1は青年期と思想家、問2は青年心理に関する用語理解など、基本的な理解があれば解ける問題。問3は対抗文化の定義を知らなくても文脈上で解ける。問4は資料読解。問5は昨年も出題されたレポートの作成についてであり、調べ学習を取り組む際の基本的な知識を問うもの。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(11%) 普通(62%) 易しい(27%)
青年期の問題で、正答率がもっとも高い大設問だった(約80%)。中でも問2以降の正答率が8割前後であったのは、設問自体が基礎的なものであったこと、知識がなくても読解で解ける問題が多かったためであろう。問1は確かに約60%と正答率が比較的低かったものの、青年期が延長しつつあることを知っていれば解ける基本的な問題だった。

第6問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

14
金融・財産
普通
8.2
58.5%
金融・財政に関する問題。財政政策や金融政策、福祉政策についての理解があれば解けるものと、時事要素も絡むものとがあるため、難易度はやや難。問1は金融・財政に関する基本用語の理解、問3は社会保障制度の理解があれば解ける標準レベルの問題。問2はセーフティネット、問3は預金保険制度、問5はモラルハザードといった時事要素の強い用語の理解がなければ解くのは難しい。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(18%) 普通(67%) 易しい(15%)
第6問は正答率が6割弱と、平均的な問題だったといえる。問3は少子高齢化の基本的な理解のみで解けるため、正答率が高かった(約80%)。一方、問4は日本の預金保険制度および不良債権処理の理解ができていないと解けないため、正答率が約40%と低くなったと思われる。誤答のうち、選択率が(1)と同等程度だった(3)は、日本銀行が市中銀行に資金を借りるという記述のおかしさに注目すれば消去可能。

分析記事協力:一橋学院
編集・著作:ジェイシー教育研究所


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