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>>2008年センター試験分析
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更新日時:01/23 11:00   (集計:01/21 10:45)
2008年度センター試験:化学I 分析
正解はこちら >>
一部に目新しい問題があったが、出題傾向や難易度は昨年と同程度
大設問数、配点は昨年と同じだが、マーク数が1つ増加した。計算問題は5→7問に増加した。組合せ問題は5問、グラフ読み取りが1問でいずれも昨年と同様であった。第1問の原子の大きさや第4問の高分子化合物やセッケンなど、新傾向の問題が見られたものの、標準的レベルの問題が大部分で、難易度は昨年と同程度であった。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
(集計:01/21 10:05)
下がりそう(17%) 同じくらい(60%) 上がりそう(23%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

2005年度以前のデータは「化学IB」のものです
(大学入試センター発表 最終集計 2月7日)
年度 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999
平均点 64.2 61.4 64.1 66.0 54.3 61.8 57.4 58.5 57.5 63.7
前年比(点) 2.8 -2.7 -1.9 11.8 -7.5 4.3 -1.0 1.0 -6.2 -2.2
設問数
(マーク数)
第1問 5(8) 7(7) 6(7) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第2問 4(7) 6(7) 4(7) 5(5) 6(6) 6(6) 7(7) 5(5) 5(5) 6(6)
第3問 6(7) 6(7) 5(7) 6(6) 6(6) 6(6) 7(7) 6(6) 6(6) 5(5)
第4問 6(7) 7(7) 7(7) 7(7) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第5問 - - - 7(7) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
合計 21(29) 26(28) 22(28) 31(31) 30(30) 30(30) 32(32) 29(29) 29(29) 29(29)


以下の平均点、得点率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
化学結合、イオン、原子の構造、化学反応式、身の回りの化学
普通
17.4
69.5%
問2のヘリウム原子の質量や直径を求める問題が目新しかった。特に直径については知っていなければ全く手が出ず、難しかった。問3はリチウム原子の構造を問う問題で目新しいが、原子番号が3であることより、陽子・中性子・電子の数が決まる。電子数が3なので、電子配置にも注意が必要であった。問4の化学反応式も目新しく、これも手こずったものと思われる。問5は身の回りの化学に関する出題で、昨年同様、化学への関心度合が試された。全体的にやや難しい内容であった。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(38%) 普通(48%) 易しい(14%)
正答率の高い問題と低い問題に二極化した。問2aの正答率は約30%で、全設問中で最低となった。原子の大きさを問う知識問題だが、意表を突く出題内容で、(2)と誤答する人が多かった。問4は正答率約90%と高く、未定係数法をよく理解できていた。問5は正答率約50%と、全設問中2番目に低かった。身の回りの出来事と化学現象について、理解度の低さが浮き彫りとなった。昨年から出題されている内容で、今後も出題が予想される。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
熱化学方程式、中和、酸化数、電気分解
やや易
18.3
73.1%
理論化学中心の出題であった。計算問題の量は昨年の2問→5問に増加した。問1はまず、完全燃焼の反応式を書き、与えられた質量からモル関係を算出しなければならない。加えて、分子式にnが含まれており、やや時間を要したものと思われる。問2の計算はa・bいずれも基本的な問題であった。問4aはイオン化傾向がわかれば正答可能。bの計算も陽極・陰極の電気分解の式をを正しく書き、反応に要した電子のモル数に注意すればよい。計算問題の量は多いが基本的なものが多く、全体として標準的なレベルであった。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(24%) 普通(58%) 易しい(17%)
計算問題が大半を占めたが、最も得点率の高い大設問となった。正答率はすべて60%を超えていた。問3の正答率は約90%と高く、酸化数を正しく求めることができていた。この大設問の中で正答率が低かったのは問4で、aが約65%、bが60%であった。aは、金属を電極に用いた電気分解であり、やや難しかった。bは、陽極で酸素が発生すること及び電気分解の量的関係を正しく理解できているかが問われる出題であった。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
元素の性質、ハロゲン、無機化合物の工業的製法、化学反応式と量、金属イオン
普通
17.1
68.5%
物質の性質を問う問題を中心に出題された。問3については下線部に出てきた物質の化学式がわかるかがポイントで、酸化数の変化に着目すればよい。問4bはここ数年出題されている、グラフを選択する問題であった。これも化学反応式を書き、反応の量的関係がわかればよい。塩化アンモニウムが1価の酸、水酸化カルシウムが2価の塩基であることに注意が必要で、難しい問題であった。基本的知識を問う問題や化学反応式を正しく理解できれいれば解答できる問題が多く、全体的には標準的レベルであった。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(24%) 普通(57%) 易しい(19%)
昨年と比べ、得点率が最も上昇した大設問であった。問4bのグラフ選択問題の正答率は約70%で、昨年より10%ほど上昇した。過去問でよく学習している成果が出たものと思われる。問5は正答率が約50%と低かった。金属イオンの分離について細かな知識が問われたが、bの銅とバリウムの分離はよく理解できていた。問6は正答率約55%で、見慣れない化学式も見られ、正しく化学反応式が書けなかったものと思われる。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

25
高分子化合物、油脂とセッケン、芳香族炭化水素、エステル、サリチル酸、フェノール
普通
15.6
63.4%
問2のセッケン分子のモデル図が目新しい問題で、セッケン分子の洗浄作用を理解できたかで差がついた。外側に親水性部分を向けることにより水中に分散できる。問4は、選択肢中に2価カルボン酸エステルが3つ含まれており、加水分解で得られる生成物を正確に把握できるかがポイントとなった。問5はサリチル酸メチルの合成法であり、アセチルサリチル酸と勘違いしないよう要注意。問6の計算は、芳香族化合物がフェノールであることにすぐ気づくはずなので、例年の有機化学の計算と比較すると容易であった。

自動採点利用者の感想!
(集計:01/21 10:05)
難しい(34%) 普通(54%) 易しい(12%)
問2の正答率は80%を超え、第4問の中で最も高かった。セッケンの洗浄作用をよく理解できていた。問5aの正答率は約50%で、この大設問中で最も低かった。(3)と誤答する人が多く、未反応のサリチル酸を除去するために必要な官能基の性質を正しく理解できていないものと思われる。問6の正答率は約60%で、計算問題の中で最も低かった。高得点をねらうには有機化学の計算をおさえておくことが今後の対策といえよう。

編集・著作:ジェイシー教育研究所


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