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>>2006年センター試験分析
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更新日時:   (集計:01/23 9:00)
2006年度センター試験:現代社会 分析
正解はこちら >>
記事協力:早稲田塾
問題数減、資料問題激減、「青年期の課題」消えた。
大問数は8問だが、小問数が3題減って36問になった。そして昨年6つもあった資料読み取り問題が、実質的には、2つに減った。さらに、本文趣旨一致問題がなくなった。しかも、毎年出題されていた青年期の課題に関する問題がなくなった。環境問題が出題されている点などは、例年並みになっている。全体として易化。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
下がりそう(57%) 同じくらい(30%) 上がりそう(13%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

(大学入試センター発表 最終集計 2月8日)
年度 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997
平均点 57.9 70.2 57.2 59.5 60.4 56.6 44.3 55.2 66.2 56.6
前年比(点) -12.3 13.0 -2.3 -1.0 3.8 12.3 -10.9 -11.0 9.6 -
設問数
(マーク数)
第1問 5(5) 7(7) 4(4) 4(4)

8(10)

4(4) 7(7) 7(7)

7(7)

8(8)
第2問 5(5) 4(4) 8(8) 4(4) 9(9) 6(7) 8(8) 8(8) 8(8) 4(4)
第3問 4(4) 8(8) 7(7) 4(6) 8(8) 7(7) 4(4) 7(7) 7(7) 5(5)
第4問 5(5) 4(4) 4(4) 7(8) 7(7) 4(5) 4(4) 7(8) 8(8) 8(8)
第5問 5(5) 4(4) 4(4) 4(4) 8(8) 7(9) 8(8) 8(8) 7(7) 4(4)
第6問 4(4) 4(4) 8(8) 7(7) - 7(7) 8(8) - - 4(4)
第7問 4(4) 4(4) - 8(8) - - - - - 7(7)
第8問 4(4) 4(4) - - - - - - - -
合計 36(36) 39(39) 35(35) 38(41) 40(42) 35(39) 39(39) 37(38) 37(37) 40(40)


以下の平均点、得点率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

14
科学技術と社会の関係
普通
7.8
55.8%
科学技術と社会との関係がリード文のテーマになっている。具体的には、臓器移植、バイオテクノロジー、演繹法・帰納法、科学者の社会への関与、自由・自律・責任に関する問題が出題された。
これらのうち、臓器移植の問題、演繹法と帰納法の問題は易しい。自由・自律・責任の問題は、「…他人に応える」という記述や、カント、サルトルの思想のキーワードから判断できる。

自動採点利用者の感想!
難しい(50%) 普通(40%) 易しい(10%)
問1は、脳死と植物状態の違いや、家族の意思が考慮される点などが難しかったのか、正答率が低かった。問3は易しいのに、正答率約5割というのはひどい。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

14
第二次世界大戦後の貿易自由化の流れ
普通
7.8
55.6%
貿易の自由化や地域経済統合がリード文のテーマになっている。具体的には、GATT・WTO、アジア3カ国の対内直接投資やGNIなどの統計読み取り問題、産業空洞化、FTA(自由貿易協定)、WTO協定に関する問題が出題された。
これらのうち、アジア3カ国の対内直接投資やGNIなどの統計読み取り問題では、一人当たりのGNIや実質GDP成長率から、Cが中国だと気がつくはず。一人当たりGNIなどから、Bは韓国と推測できる。

自動採点利用者の感想!
難しい(50%) 普通(44%) 易しい(6%)
問1は、ロシアがWTOに加盟していないことに気がつかない受験生が多かったようで、正答率が非常に低かった。問5は、アンチダンピング措置やセーフガードといった貿易用語に戸惑ったようで、正答率が非常に低かった。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

11
権利
普通
5.9
53.7%
人権などの権利の保障がリード文のテーマになっている。具体的には、自由権から社会権へ、社会保障関連制度、直接請求権、人権条約と国内法整備に関する問題が出題された。
現代社会では、自由権から社会権への問題のように、易しい空欄補充問題が例年出題されている。住民投票条例に基づく住民投票は、地方自治法の直接請求制度とは別の制度であることの整理がついていれば、問3は易しい。

自動採点利用者の感想!
難しい(45%) 普通(46%) 易しい(9%)
問1は、易しいのに、正答率は高くならなかった。問2は現代社会としては、細かい問題で、正答率が低くなった。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

14
カンボジアの戦後復興
普通
7.2
51.1%
武力紛争後の諸問題への対応がリード文のテーマになっている。具体的には、国連憲章、対人地雷、子供の保護のための条約や国際機関、紛争後の復興支援策、NGOに関する問題が出題された。
国連憲章、対人地雷の問題は、やや難しい。なお、アメリカ、ロシア、中国などは、対人地雷全面禁止条約(オタワ条約)を批准していない。問4の復興支援策や問5のNGOの問題は、内容を読んでみれば案外易しい。

自動採点利用者の感想!
難しい(47%) 普通(47%) 易しい(6%)
問1は、現代社会としては難しい問題で、正答率は低くなった。問3も難しかった。迷って(4)を選択した受験生が少なくなかった。

第5問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

14
憲法
普通
9.1
64.9%
日本国憲法がテーマの問題。具体的には、大日本帝国憲法、日本国憲法の政治機構、新しい人権、憲法9条、憲法改正手続きに関する問題が出題された。
2005年4月の憲法調査会による最終報告書の提出が背景になって憲法をテーマにした問題が出題された。なお、時事的な背景があるとはいえ、憲法9条関連の防衛問題が2年連続で出題されたのは、出題パターンからいって、ちょっと驚きである。

自動採点利用者の感想!
難しい(33%) 普通(50%) 易しい(17%)
問5は、憲法改正手続きという基本的な問題なのに、正答率が約5割なのは情けない。

第6問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

11
環境問題
やや易
8.0
72.5%
循環型社会の形成がリード文のテーマになっている。具体的には、循環型社会形成推進基本法、ペットボトルの生産量・回収量・回収率に関するグラフ読み取り、環境の3R、企業の社会的責任に関する問題が出題された。
これらのうち、2000年に制定された循環型社会形成推進基本法は、循環型社会の実現に向けての国・企業・国民の役割や廃棄物の発生抑制、廃棄物の回収・再利用などについての生産者の責任などを明記している。なお、企業の社会的責任の問題は、政経の第4問の問4と似ている。

自動採点利用者の感想!
難しい(29%) 普通(47%) 易しい(24%)
問1は、(1)の正解と(4)の家電製品リサイクル法の記述で迷ったようで、正答率6割にとどまった。

第7問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

11
インターネットとアンケート
やや易
9.0
81.7%
インターネット社会や男女共同参画社会に関する問題。具体的には、インターネット社会に関連した出来事、男女共同参画社会に関する法制度、アンケート調査の実施上の留意点に関する問題が出題されている。
リード文には、ホームページや掲示板上に公開しても良いと思う自分の情報についての統計が載っているが、設問上では、統計の読み取りを要求していない。実質的には、例年出題されてきたタイプの統計資料読み取り問題ではないことになる。

自動採点利用者の感想!
難しい(27%) 普通(41%) 易しい(32%)
問3と問4は、新課程の影響がみられる社会調査の問題で、易しかったので、正答率が非常に高かった。

第8問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

11
バブル崩壊後の日本経済
普通
5.6
50.7%
高度成長期と「失われた10年」の日本経済の成長や発展が、リード文のテーマになっている。具体的にはバブル崩壊後の日本経済、GDPとGNP、高度経済成長期の産業発展、経済学説に関する問題が出題されている。
バブル崩壊後の日本経済の問題はデフレのことを理解していれば、正解できる。GDPとGNPの問題は、【GDP(国内総生産)=GNP(国民総生産)−海外からの純要素所得】という関係が理解できていることがポイント。

自動採点利用者の感想!
難しい(42%) 普通(41%) 易しい(17%)
問3は、戦後の日本経済の流れをつかんでいないと正解できない。正答率は3割にとどまった。問4は、経済学説の問題。現代社会の受験生は経済分野が弱く、正答率は5割と低かった。

分析記事協力:早稲田塾
編集・著作:ジェイシー教育研究所


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