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>>2006年センター試験分析
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更新日時:  (集計:01/23 9:00)
2006年度センター試験:国語 分析
正解はこちら >>
昨年のI・IIと比較し、本文は難化したが設問で易化し昨年並み
第1問は、芸術論の流れに乗った演劇論。本文に作者独特の読みにくさがあるが、設問の選択肢の違いが明確で解答は求めやすかった。第2問は年齢的に近い世代を扱ったもので理解はしやすかったが、設問で解きにくいものがいくつかあった。第3問は短いが内容的には難度があがった。第4問は、昨年と比べて、本文が分かりやすく、設問も易化した。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
下がりそう(13%) 同じくらい(52%) 上がりそう(35%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

(大学入試センター発表 最終集計 2月8日)
年度 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997
平均点 125.5 119.5 114.1 101.0 112.6 102.0 112.9 107.1 116.0 140.2
前年比(点) 6.0 5.4 13.1 -11.6 10.6 -10.9 5.8 -8.8 -24.2 -
設問数
(マーク数)
第1問 10(10) 10(10) 10(10) 10(11) 10(10) 10(11) 10(10) 10(10) 10(10) 10(10)
第2問 8(9) 8(9) 8(9) 8(9) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8)
第3問 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8)
第4問 8(8) 7(7) 8(8) 7(7) 7(7) 6(6) 7(7) 6(6) 6(6) 6(6)
合計 34(35) 33(34) 34(35) 33(35) 33(33) 32(33) 33(33) 32(32) 32(32) 32(32)


以下の平均点、得点率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

50
現代文(評論)−別役実『言葉への戦術』
普通
34.3
68.6%
ここ数年の芸術論の流れに乗って今回は演劇論であった。字数的に短かったが、論理や言葉の使い方に作者独特の難しさがあって内容が読みとりにくかった面がある。
「トチル」ことと、後半の「ポスト」の例えとの関連を捉えられないと難しく感じたと思われる。説問形式は例年通りであったが、問6で「論の進め方」を問うていることと、その選択肢が例年になく長いことから、新課程の眼目である「読むこと・書くこと」つまり、「読解力」と「表現力」を強く要求される問題になっていた。
難度は昨年並み。

自動採点利用者の感想!
難しい(41%) 普通(44%) 易しい(15%)
本文は難解であったが、設問は難しくはない。
問2、「実生活」から離れたところへ引きつける力。問4、アンチテアトルの手法で、実生活にも演劇にも組み入れられないこと。問5、筆者の「アンチテアトル」の定義を示す。問6、選択肢が異例な長文で判読が難しい。
全体的には昨年並みの難度。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

50
現代文(小説)−松村栄子『僕はかぐや姫』
普通
32.4
64.7%
昨年の中年男性の小説家を扱った文章に比べると、主人公の年齢も近く、内容的には理解しやすかった。しかし、「女子高」という場面は捉えにくく、そこにとまどうと、「あたし」と「僕」の見分け難しくなり、問5等にとまどったと思われる。第1問と同じように問6が「表現と内容」を問うている点で、新課程を意識した設問であった。二つの大段落の内容的な関連を解きあかさなくてはいけない所では難しかったといえるが、選択肢でやや救われた面があったのも例年の傾向である。
難度は昨年並み。

自動採点利用者の感想!
難しい(55%) 普通(37%) 易しい(8%)
問2、冒頭の尚子の詩に自分と共通した身の丈にあったものを見いだしている。問4、難問で、お互いの生き方に共通点を感じているために、返って相手に何も言えないこと。問6、各選択肢を本文と綿密の比較することが必要だった。この3問以外は易化。
全体的には昨年並みの難度。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

50
古文−木下長嘯子『うなゐ松』
普通
24.1
48.3%
本文は短いが、かなり難度が高かった。形式段落2段目の解釈がポイントになったと思われる。
比喩が多く(注)を利用して注意深く読まないと内容が捉えにくかったと思われるところは例年どおりであった。和歌が引用されそれが設問になったのも例年どおり。問3の長文解釈は、数年ぶりの出題であった。問4の内容を読解し、娘の心情を考える問題はかなり難度が高いといえる。現代文と同じように、知識よりも読解力を問われる問題設定であった。問6がそれを表しており、各選択肢を本文と良く読み合わせる読解的な努力が要求されている。

自動採点利用者の感想!
難しい(46%) 普通(43%) 易しい(11%)
問1、(イ)の「たふ」は「耐(堪)ふ」で耐える意味。問4、難問である。火葬すると、姿形が消えてしまい、親しいものの行く末が見られなくなってしまうことを嫌っている意味。問5、引用歌の「うつろひにけり」は娘が死を予感している。以上の3問が難しく昨年より難化。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

50
漢文−胡儼『胡祭酒集』
やや易
35.7
71.3%
本文も設問も大幅に易化している。古文と同じように(注)をしっかり生かさないと内容の理解に苦しむことになるのは例年どおりで、センター漢文の特色である。
問1、問2は語彙力の問題であるように見えるが、前後の関係から判断することができる点では一種の読解力の問題であり、これもセンター漢文の特徴。ひとつの寓話を持ち出して最後に、人の生き方や政治のあり方を述べている内容も例年どおりのものである。昨年がかなり難しかったのと比べると、易化したが点を取れるところでしっかりと得点しておくことが必須のことである。

自動採点利用者の感想!
難しい(10%) 普通(20%) 易しい(70%)
問1・問2は、語彙からだけでなく、前後関係からも判断する。「度」は「計る」の意味。問4「寂」は、「静か」の意味で、鼠の音が聞こえなくなって安心している。問6の答えは最後の文章にある。君子の職についてのこと。
昨年より易化。

編集・著作:ジェイシー教育研究所


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