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>>2006年センター試験分析
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更新日時:   (集計:01/23 9:00)
2006年度センター試験:日本史B 分析
正解はこちら >>
記事協力:早稲田塾
問題数は36問で例年並み。文化史が昨年より増え、図版が増えやや難化か。
問題数、形式共に例年と比べ大きな変化はなかった。大問も6題でテーマ史、古代、中世、近世各1問で近現代2問も変わっていない。難易度は受験生が苦手な文化史が昨年に比べてかなり増え、隔年現象的であるが、やや難化と思われる。また、新課程を意識したのか、写真や地図、グラフが昨年より倍以上に増えた点も今年度の特徴である。

自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
下がりそう(69%) 同じくらい(26%) 上がりそう(5%)
  ※ 自動採点におけるアンケート結果をもとに集計

(大学入試センター発表 最終集計 2月8日)
年度 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998 1997
平均点 54.7 59.2 56.5 63.9 58.7 55.2 61.7 58.9 62.1 55.8
前年比(点) -4.5 2.8 -7.4 5.2 3.5 -6.5 2.8 -3.2 6.3 -
設問数
(マーク数)
第1問 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 10(10) 7(7) 8(8)
第2問 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 7(7) 8(8)
第3問 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6)
第4問 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 6(6) 10(10) 10(10)
第5問 4(4) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 8(8) 6(6)
第6問 8(8) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) 4(4) - - -
合計 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 36(36) 38(38) 38(38)


以下の平均点、得点率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。

(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

12
古代〜近代、博物館での先生と生徒の会話
普通
7.1
59.3%
例年同様のテーマ史で、今年度は博物館での先生と生徒の会話形式で古代から近代までの国際交流に的をしぼっている。
問3の十三湊が若干とまどった受験生がいたかもしれない。文化史の問題が大部分なのでやや難と思われる。

自動採点利用者の感想!
難しい(65%) 普通(30%) 易しい(5%)
全体の正解率は6割弱である。新課程で増えている海外交流に関するテーマ史で奇をてらった問題ではない。問3の正答率が低かったが地理的問題は例年正答率が低いようである。敦賀の場所さえ解っていれば簡単な問題なのだが。また問6はニコライ堂と開智学校の建設時期を逆に考えた受験生が多かった。

第2問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

18
古代、土木・建築
やや難
7.9
43.6%
古代の土木・建築に関する問題だが、問1は難問の部類に入るであろう。この古墳は箸墓古墳で教科書にも約280メートルと記載されている。あと、1町は約109メートルなのでそこからもこの古墳は140メートルではない事がわかる。方角は落ち着いて解けば問題はない。前方の方は方形の事であるからどちらが前かは分かるはずだ。難といえよう。

自動採点利用者の感想!
難しい(69%) 普通(28%) 易しい(3%)
全体の正答率は大問中一番低かった。何といっても問1の正答率は3割台と低かったが、予想に反して墳丘の長さより方角の方が間違えている。前方後円墳のどちらが前なのか理解していないと思われる。問4の建築に関する問題も正答率が半分を切ったが、礎石と掘立柱の違いが解っていなかったのであろう。

第3問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

18
中世、人や物の交流
普通
9.1
50.6%
鎌倉から室町の人物交流に関する問題である。
問2の「新古今和歌集」と御成敗式目との年代順に少し迷うくらいであろう。あとは特に難問はなく、地図の問題も問6であるが、種子島も島はひとつしかなく、寧波も朝鮮半島ではない位は理解できるであろう。以上の理由で全体的にはやや易と言えよう。

自動採点利用者の感想!
難しい(48%) 普通(45%) 易しい(7%)
全体の正答率は約半分である。問4が40%を切り一番低かった。一条兼良と二条良基の違いは理解しているようだが硫黄の方を選んだ受験生が4割近くいた事になる。日本と朝鮮の貿易だけを見て、「朝鮮から日本へと輸出」の文を見逃したのではなかろうか。問6の地図問題は決して難問ではないのだが正答率は5割にたっしていない。地図の苦手意識は予想以上に多いと思われる。

第4問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

17
近世、社会・経済
普通
8.3
48.7%
近世の社会・経済に関する問題である。受験生は社会経済史は苦手意識を持っている事が多いので、少し難しく感じられた人も多いかも知れない。
問2の離縁状に関する問題は迷ったかもしれないが、後は、落ち着いて解けば決して難しくはないと思われるが、社会経済史という点を考えてやや難とする。

自動採点利用者の感想!
難しい(50%) 普通(47%) 易しい(3%)
この大問の正答率も半分を切った。やはり、社会経済史は得点率が低くなる。特に問2が一番低く約3割である。ほぼ5割の受験生が離縁状のところを誤りにしていた。離縁状は山川出版の教科書には乗っておらず、用語集にも再婚を許可するとは書いておらず難問と言える。後、問4・6が正答率が5割を切っているが国訴と越訴の区別がつかなかったようである。

第5問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

12
近代、東京
普通
6.8
56.6%
日本史Aと共通問題。明治時代の東京に関する問題である。
問1の美濃部知事が一番新しいことはすぐ分かるが、IとIIは迷った受験生もいるであろう。ちなみに市制・町村制は1888年制定で、東京府は廃藩置県のときなので1871年。あと文明開化に関する文化史の問題もあるが、当然太陰暦ではなく太陽暦であり、難しくはない。以上で標準と言えよう。

自動採点利用者の感想!
難しい(40%) 普通(48%) 易しい(12%)
問1は予想より高く、6割以上の正答率であった。問3は9割を超えており、全問中最も高かった。しかし、問4は逆に最も低く2割台である。これは問題文にはっきりと「1890年代の」と書いているにもかかわらず、Xの内容はあっているので正解にしたようだが、秩父事件は絶対に大日本帝国憲法制定の前である事は基本事項である。

第6問 配点 出題内容・テーマ 難易 平均点 得点率

23
近現代、対外関係
普通
14.5
63.2%
日本史Aと共通問題。昨年の日中関係の問題から必出と思われていた日清戦争と第一次世界大戦中の大戦景気、そして戦後の問題である。
昨年は戦後に関しては1970年の自民党が選択肢のなかにあったが、今年度も50年代を中心に出題され、1970年代の日中共同宣言に関しての問題もあった。問4・5のグラフの読み取り問題は落ちついてグラフを見れば特に難問とは言えないが、問8の年代問題は迷った受験生もいると思われる。やや難か。

自動採点利用者の感想!
難しい(36%) 普通(44%) 易しい(20%)
この問題はグラフも出ておりもう少し正答率が低いと思われたが、その問題以外の正答率がかなり高く、その結果全問中最も高く63%を越えた。戦後の問題は計3問で問6・7の正答率は8割もあったが、最後の問8は年代を問う問題だが正答率は5割を切った。(4)の「極東国際軍事裁判が開かれた」を判決が出たときと勘違いした受験生がいたと思われる。

分析記事協力:早稲田塾
編集・著作:ジェイシー教育研究所


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