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更新日時: (集計:01/23 9:00)
2006年度センター試験:化学
I 分析
正解はこちら >>
出題傾向が変わったが、難易度は昨年と同程度。
大設問数が5→4、マーク数は31→28に減少した。組合せ問題や計算問題の出題数は昨年と変わらず、新課程に変わっても大きな混乱はなかったと思われる。傾向が変わった点は、考察的な問題や実験に関する問題がそれぞれ1→2題に増加したことや、第1問の出題方法だが、昨年同様標準的な内容がほとんどだった。
自動採点利用者による大胆予想!
平均点について
※
自動採点におけるアンケート結果をもとに集計
過年度のデータは「化学IB」のものです
(大学入試センター発表 最終集計 2月8日)
年度
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998
1997
平均点
64.1
66.0
54.3
61.8
57.4
58.5
57.5
63.7
65.9
62.9
前年比(点)
-1.9
11.8
-7.5
4.3
-1.0
1.0
-6.2
-2.2
3.0
-
設問数
(マーク数)
第1問
6(7)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
第2問
4(7)
5(5)
6(6)
6(6)
7(7)
5(5)
5(5)
6(6)
5(5)
5(5)
第3問
5(7)
6(6)
6(6)
6(6)
7(7)
6(6)
6(6)
5(5)
5(5)
4(4)
第4問
7(7)
7(7)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
7(7)
第5問
-
7(7)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
6(6)
7(7)
6(6)
合計
22(28)
31(31)
30(30)
30(30)
32(32)
29(29)
29(29)
29(29)
29(29)
28(28)
以下の平均点、得点率の数値は自動採点データに基づいて計算しています。
(「難易」は昨年度試験との比較ではありません。)
第1問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
計
25
化学物質、薬品の取扱い、分質の物離・精製、元素、分子の構造
やや易
18.7
74.9%
昨年と大きく変わった設問となった。日常生活における化学物質の利用では、普段から化学に関心をもっているかどうかが試された。また、薬品の取り扱いや物質の分離・精製など実験操作に関連する出題があり、実験をしていたかどうかで差がついたものと思われる。これらの問題において新しい傾向が見られた。
一方、問5や問6のような昨年に類似した傾向の問題もあった。出題傾向が変わり、幅広い内容の知識が要求されるようになったが、全体的に基本的・標準的なレベルの出題がほとんどだった。
自動採点利用者の感想!
全体的に正答率が高かった。特に問3の薬品の取り扱いが全設問中で最も高い正答率で、問6bが全体で3番目に正答率が高く、基本事項をきちんと理解できていることが認められる。一方、問4の正答率はやや低く、物質の分離・生成の理解度不足がうかがえる。また、この設問の中で正答率が最も低かったのは問6aで、64%だった。価標の意味が理解できているかがポイントで、荷電子数と間違えた可能性が高いと思われる。
第2問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
計
25
気体、熱化学方程式、中和、電気分解
普通
15.2
60.8%
昨年同様、計算問題が主であった。分量も難易度も昨年並みだった。
問3aの中和の量的関係では、溶液の混合によって体積が増えたことを見落とさないよう注意が必要であった。注目すべきは、問4の実験結果をグラフ化する、考察的な内容が出題され、昨年には見られなかった。これも計算により、電気分解での気体の発生量や金属の析出量から解答が得られるのだが、戸惑ったのではないだろうか。今後も出題が予測される。この大設問も全体的に標準的な内容であった。
自動採点利用者の感想!
計算問題が主で、正答率はやや低い。問2aの正答率は80%で、全設問中で2番目に高かった。問3aは難しく48%だった。過不足のある中和の計算だが、pHから水素イオンを求める際、溶液が混合して体積が増えたことを見落とすと命取りとなった。問4bは電気分解により1molの電子から銀が1mol、銅が0.5mol析出することを理解しているかがポイントになった。(4)と誤答する人が多く、銀と銅の原子量の比ではない。
第3問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
計
25
金属、14族元素、オゾン、気体の発生、化学反応と量
普通
15.6
62.3%
昨年までの第3問と第4問が合わさった感じの出題内容となった。
問3では酸化剤がオゾン、還元剤がヨウ化カリウムであることに気付けば解答にたどり着けるが、この反応式自体があまり出題されず、難しかったと思われる。また、問5はグラフの読み取りおよび考察的な内容で、昨年にはない出題傾向となった。反応の量的関係をとらえなければならず、これも難しかったと思われる。全体として、組合せの出題問題が多いことを考えると、難しかったと思われる。
自動採点利用者の感想!
正答率は平均並みで、正答率の高い問題と低い問題がはっきり分かれた。問3・4は正答率が高かった。問1は細かな知識が要求され、正答率は低かった。問2の正答率は全設問中で最も低く、41%だった。(5)と誤答する人が多かった。ケイ素は同じ14族元素の炭素と異なり、天然には単体で存在しないことを知らない人が多かったと考えられる。問5aは過不足のある反応に加え、グラフの意味を理解するのが難しく、正答率が低かった。
第4問 配点
出題内容・テーマ
難易
平均点
得点率
計
25
官能基、付加反応、アルデヒド、フェノールとサリチル酸
普通
13.9
55.7%
出題傾向は昨年の第5問と同じで、有機化学に関する領域であった。
問4の臭素付加反応性生物の問題は、一見目新しいように感じるが、不斉炭素の意味をきちんと理解できていれば容易に解答できる。問5の実験はアセトアルデヒドの合成で、知っているかどうかで差がついたと思われる。問7の計算は、環式化合物である点で戸惑うが、同じ炭素数のアルカンより水素が6個少ないことに気づくかがポイントで、かなり難しかった。全体的には標準的レベルであった。
自動採点利用者の感想!
目新しい問題があり、正答率は低かった。問1ではシクロヘキセンを知らない人が多く(6)と誤答する人が目立った。問5は46%で全設問中で2番目の低さだった。実験室でのアセトアルデヒドの製法を知らない人が多いと思われる。問7は46%で全設問中3番めの低さで、脂環式炭化水素が教科書であまり扱われない点で難しい。シクロアルカンが同じ炭素数のアルカンより水素原子が2個少なくなることを知っていたかがポイントになる。
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